栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~砂の名繁殖タガノチャーリーズ

2017-04-30 09:30:07 | 血統予想

端午は◎タガノカトレア
母タガノチャーリーズは現役時はダートで4勝、繁殖としては更に優秀でタガノロックロン、ジンガロ、クリスエスなど出走7頭は全てJRAで3勝以上をあげており(ダ20勝芝3勝)、ダート向きのパワーとSaint BalladoのHalo的機動力を確実に伝えています



産駒は全23勝中1800mで12勝で1400mで5勝、1400か1800にズレるタイプが多いのは、母系に質の高くないNasrullah血脈が多いのもある
芝のフィリーズレビューは大敗も、前々走は好位差しでファッショニスタ以下に完勝、ファッショニスタは次走ゲキリンやメイショウアリソンに完勝ですから、ここらをモノサシにするなら○シゲルベンガルトラや☆スターカットダイヤやグッドヒューマーに完勝できる計算で、カトレアもダートで3勝以上するのは間違いないでしょう
昇竜はヒッタマゲが緩ペースでまんまと逃げ切ったレースで、もっと流れるとみればグットフューマーにベンガルトラが先着する可能性が高いだろうという○

晩春は◎マテンロウハピネス
母系にトニービンとBlushing Groomが入るダイワメジャー黄金配合で、母母はオークス馬レディパステル、母レディハピネスはSpecialとHornbeamとBlushing Groomを通じるナスペリオンのクロスとWild Riskのクロスで、ダイワメジャー産駒にしてはBlushing Groom的なストライドで走るタイプで、コパノリチャードをもっと重厚緩慢ストライドにしたイメージですね



だからこの馬を◎にしたのは15年リゲルと16年国立、どちらも大箱での狙いやったのですが、ここも東京でスンナリ先行なら前走から更に着順を上げられるのではないかと
エダテルのノットフォーマルが逃げ宣言してますが、他が譲ればスローの可能性も大で、となると○ネオスターダムも穴っぽいところ
母がエンドスウィープ産駒のダートの短距離馬で、このパワーとピッチで加速するので本来は中山向き(だから唯一◎にしたのが16年幕張)、ただしこのピッチ加速は超スローになると瞬時にトップスピードに乗れるというアドバンテージになり、長岡2着が新潟外マイル特有の上がり10.6-11.5、丹波1着が阪神外マイルのドスローで61.0-11.4-10.9-11.6、長い直線でも直線のダッシュ勝負になればピッチがストライドを制すわけです
W5は流れたときの◎、上がりだけになったときの○の二本立てで

谷川岳は◎ヒーズインラブ
母父IncludeはTurn to Talent≒Too Baldの3/4同血クロス3×4で、両者の母母Dangerous Dameがナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)
Includeの父Broad Brushはブロードアピールやフレンチカクタスの父、テスタマッタやヒルノマテーラの母父父、一発追い込み馬を出す血として知られ、ヒーズの兄サンデーウィザードもネオユニ産駒なのにすっかり追い込みが板についてきました





ハービンジャー産駒は新潟外回りの成績が低調(連対率11%、全芝連対率18%)で上級条件の勝ち鞍もほぼ皆無なのですが、唯一1000万下で勝ち鞍のあるワーキングプライドは母がMillicent≒Mill Reef4×4にSpecialで自身はLe Fabuleux6×4と、ナスペリ的ストライドで固めた配合をしているのは納得(フジキセキはトーセンバジルの母父、ジェイドロバリーの母NumberはNureyevと3/4同血でNureyevはペルシアンナイトやモズカッチャンの母系に入る)
前走の差し脚はなかなかの鋭敏さで、母父Includeであの鋭さならば、新潟外マイルのオープンでも追い込めるとみました

「No.1予想」と「競馬道Online」では天皇賞を、「厳選予想 ウマい馬券」では天皇賞とスイートピーS、あと香港のQエリザベス二世Sも予想していますので、日曜もよろしくお願いします

今日はもうちょっと原稿書いてそれから競馬場へ、天皇賞の回顧は月曜になる予定です

コメント (27)
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