西部警察
「兇銃44オートマグ」
渡哲也
寺尾聡
峰竜太
藤岡重慶
御木裕
苅谷俊介
庄司永建
古手川祐子
佐原健二
神田隆 黒部進 阿藤海 清水宏/団巌/姿鉄太郎 中庸助
クロキ・プロ グループ12騎会 高倉英二
三石千尋とマイク・スタントマン・チーム
脚本 永原秀一
監督 小澤啓一
協力 日産自動車
制作 石原裕次郎
40kgの覚せい剤の取引をめぐって暴力団・針尾組と中光物産は2億円と1億6000万円で揉めていた。ついに抗争に勃発、激昂した中光物産の石山(清水宏)は針尾組長(中庸助)を射殺する。
針尾組の若頭・根本(黒部進)と中光物産の金光社長(神田隆)は覚せい剤取引を否定、書画骨董の取引だと主張する。抗争ははずみ、事故だったという。覚せい剤は現場から発見されず、二人は釈放される。
針尾に覚せい剤を与えられて飼い犬になっていたシャブ中の殺し屋・笠松(阿藤海)は復讐の鬼になり、中光物産の幹部を強力な破壊力を持つ拳銃・44オートマグで次々と殺していく。一般人も巻き込まれ死んでいく。
金光の邸宅に侵入し、金光を殺そうとした笠松だったが、ドーベルマンを連れて警戒中の中光物産幹部・望月に発見され、望月とドーベルマンを射殺。発砲音で警戒中の北条刑事(御木裕)に気づかれた笠松は逃亡、松田刑事(寺尾聡)と源田刑事(苅谷俊介)は覆面パトカーで笠松を追跡するが、笠松の44オートマグはパトカーのエンジンを撃ち抜き、パトカーは爆発炎上、源田刑事は火達磨になる。
笠松を利用し、覚せい剤を安く仕入れようとする若頭・根本だったが笠松は針尾組長への忠誠心から根本を信用せず、シャブを奪い取り根本を殺す。