西部警察
第12話
ビッグバッド・ママ
渡哲也
舘ひろし
寺尾聡
佐原健二
藤岡重慶
庄司永建
苅谷俊介
五代高之
古手川祐子
武藤章生
布目ゆう子
幸田薫
三條美紀
阿藤海
森大河
吉宮慎一
久遠利三
明日香和泉
二家本辰巳
藤岡実
山口誠一郎
花原照子
晴海勇三
新井恵己
須賀夏子
石崎洋光、
稲川善一
クロキ・プロ
グループ12騎会
待田京介
三石千尋とマイク・スタントマン・チーム
石原裕次郎
脚本
大野武雄
監督
村川透
協力
日産自動車
制作
石原裕次郎
製作
テレビ朝日
石原プロモーション
警察官2人が撲殺される。
警察官2人の死体は下着姿で、制服は盗まれていた。
武蔵野女子刑務所の建て替えにより女囚が移送される。
女囚の移送の警備は西部警察署が担当することになった。
230日産セドリック・スタンダード白黒パトカー、331日産セドリック白黒パトカー、430日産セドリック白黒パトカー、白バイが女囚移送の護送車バスを警備する。
護送車バスには女性刑務官、女性警察官、女囚が数多く乗っている。
警備の指揮を執る谷刑事。
谷刑事は異常を知らせる無線を軽視、通常の移送ルートを進む。
トラック日産ディーゼル工業サングレイトが故障し道をふさいでいる。
警察官が交通の誘導していた。
しかし偽警察官だった。
偽警察官はM16ライフルを持って白黒パトカー、白バイを銃撃し護送車バスになだれ込んでいく。
偽警察官は女囚の飯島タエを脱走せせる。
女囚の飯島タエは偽警察官からM16ライフルを渡される。
女囚の飯島タエは女性警察官、女性刑務官、他の女囚に向けてM16ライフルを向ける。
女囚の飯島タエはM16ライフルをフルオート射撃で連射、女性警察官、女性刑務官、女囚は全員、射殺された。
偽警察官とトラック運転手は飯島タエの息子、一郎、二郎、三郎だった。
飯島タエは暴力団の賭場の飲み物に青酸カリを混入し皆殺しにして金を強奪していたが、
逮捕され死刑となった。
藤岡重慶演じる谷刑事が大失態、落ち込む。
谷刑事・藤岡重慶をなじった兼子刑事・五代高之が大門団長・渡哲也に殴られる。
殴られた五代高之
は
「ありがとうございます!」
と
叫び
ドMぶりを晒す。
「谷やんも来月で50か・・・」
「谷君に現場はもう無理だな。」
と言われる。
まだ40代だった谷刑事。
藤岡重慶は1933年生まれ。
昔の人は老けている。
谷刑事をかばう大門団長。
こっそり聞いていた谷刑事は涙を流す。
凶悪ババア飯島タエ(三條美紀)
と
バカ息子3兄弟(阿藤海、森大河、吉宮慎一)
は
凶行暴走、
飯島タエに死刑判決を出した裁判官、検事をM16ライフル連射で射殺する。
谷刑事は飯島三郎の恋人を拷問、
飯島三郎を呼びつけるのに成功。
飯島三郎を捕まえようとするが飯島三郎はビルから転落し意識不明の重体。
東京湾で船をシージャックする飯島タエと飯島一郎、飯島二郎。
飯島タエは飯島三郎が意識不明の重体ということを知らず飯島三郎を連れてくるよう要求。
船からシージャック船を監視するリキ・寺尾聰とタツ・舘ひろしは岸に戻ってくるよう無線連絡を受ける。
船で岸に戻らず、東京湾を泳いで岸に戻る寺尾聰と舘ひろし。
藤岡重慶
は
神戸出身、
兵庫県警の警察官の息子。
警察事情を知っている。
藤岡重慶
は
「刑事は本当は髭を生やしたら駄目なんですが、まあ西部警察ということで。」
と
アバウトな西部警察で遊ぶように演技。
しかし西部警察について
「この歳で東京湾に飛び込まされたのは大変だった」
と
述べている。
飯島一郎を演じる阿藤快は、
船上で渡哲也と対峙しているシーンが西部警察番宣ポスターになったので、
記念にもらって家に貼っていた。
海や川、池での格闘が好きな村川透監督。
海に落とされ悲惨な俳優。
飯島二郎を演じた森大河は悪役が多いがJAL日本航空のキャビンアテンダントと結婚。
しかし森大河の妻は日航ジャンボ機墜落事故で死去。
森大河も早逝したという。
飯島三郎を演じる吉宮慎一は数多くの作品に出演しているが西部警察ビッグバッド・ママが俳優人生で一番目立っている。
吉宮慎一は『西部警察』第102話「兇銃44オートマグ」では峰竜太に殴られ、大門軍団に拷問され、拳銃で脅されるチンピラ役。
待田京介は『西部警察』では警視庁幹部役でセミレギュラー予定が出演数は多くなかった。
待田京介は『西部警察PART2』では三浦友和を殉職に追い込む凶暴なだけの役になった。
脚本は大野武雄。
大野武雄は『西部警察』第5話「爆殺5秒前」で女子大生に爆弾を巻き付けて爆殺する脚本で「爆殺5秒後だろ!」と言われて有名。
『天才バカボン』、『名探偵コナン』では女子大生爆殺させない大野武雄。