第3章 東アジア各国の戦力 中国
2000年代 4
チャンカイⅡ JIANGKAI江凱Ⅱ型フリゲート
は
1番艦「530 徐州」
が
2008年11月に就役した。
チャンカイⅡ JIANGKAI江凱Ⅱ型フリゲート
は
満載排水量3963トン、
ディーゼル推進
HHQ-16短距離艦対空ミサイル
32発、
YJ-83艦対艦ミサイル4連装発射機
2基、
76mm単装砲
1門、
30mm近接防御武器システム
2基、
6連装対潜ロケット
2基、
324mm3連装短魚雷発射管
2基
を装備している。
16隻の建造が認められ
中国の外洋進出の柱である。
054型フリゲート、チャンカイⅠ JIANGKAIⅠ江凱Ⅰ型フリゲート
は、
1番艦「馬鞍山 MAANSHAN」
が
2001年12月に起工、
2003年9月に進水、
2005年2月就役、
した。
054型フリゲート、チャンカイⅠ JIANGKAIⅠ江凱Ⅰ型フリゲート
は、
満載排水量3900トン、
ディーゼル推進、
兵装は
100mm単装砲
1門、
RBU1000 6連装対潜ロケット発射機
2基、
HQ-7短距離艦対空ミサイル
8発、
YJ-83艦対艦ミサイル
8発、
30mm近接防御武器システム
2基、
324mm3連装魚雷発射管
2基
で、
搭載航空機は
ハルビンZ-9Cヘリコプター
1機
である。
HQ-7短距離艦対空ミサイル
は
フランスのクロタル・ミサイル
を
ライセンス生産
したもので、
ディーゼル機関
も
フランス製
である。
射撃統制装置、
情報処理システム
も
フランス製
が
基になっている。
フランスのラファイエット級フリゲート
を
意識した船体
で
ステルス性を意識した作り
になっている。
チャンウェイⅡ JIANGWEI Ⅱ型フリゲート
は
1番艦が1998年に就役し、
10隻が建造されている。
チャンウェイⅡ JIANGWEI Ⅱ型フリゲート
は
満載排水量2250トン、
ディーゼル推進、
兵装は
100mm単装砲
1基、
37mm連装機銃
4基、
YJ-1艦対艦ミサイル
8発、
HQ-1短距離艦対空ミサイル
8発、
RBU1200対潜ロケット発射機
2基
で、
搭載航空機は
ハルビンZ-9Aヘリコプター
1機
である。
船体の大きさに比べ、多大な兵装でありバランスが悪いと思われる。
チャンウェイⅡ型フリゲートのベースとなった
チャンウェイⅠ型フリゲート
は
1番艦が1991年に就役し、
チャンウェイⅡ型のHQ-7短距離艦対空ミサイル
が
HQ-61短距離艦対空ミサイルとなっている以外の兵装
は
全く同じで、
満載排水量も同じである。
各種センサー、電子戦システム、情報処理装置などが変更されたと思われる。
両艦あわせて14隻建造された。
チャンフ- JIANGHU型フリゲート
は
1970年代
から
1989年まで
長きにわたり建造された
中国の主力フリゲートである。
満載排水量が1700トン
であるにもかかわらず、
乗員が200人と多く、
兵装も多大である。
自動化が遅れていると推測される。
長きにわたって建造されたこともあって
30隻あり、
Ⅰ型からⅣ型まであり、
各型によって
各種センサー、
電子戦システム
は
変更されていると思われる。
兵装
は
攻撃力重視で、
近距離での水上戦闘においては
威力を発揮すると思われるが、
対空戦、対潜戦など現代戦には不向きだと思われる。