こんにちは。 JMマイセカンドホーム・コンサルタンシー(MM2H)&ゼン・インターナショナルの代表の柴田です。
今回は、皆さんからセミナーや個別相談の際にご質問を頂く、MM2Hビザ取得の書類審査で最も重要な経済条件について少しだけご説明します。
特に、皆さんから収入条件と資産条件をクリアしたいのだけれど、その基準金額はどのようになっているのかというご質問をよくいただきます。
◇マレーシア政府で決めている経済条件
・資産基準=50歳以上の場合 35万リンギット以上。 50歳未満=50万リンギット以上
の流動資産の証明書が3か月分必要。
・収入基準=年齢を問わず 月額1万リンギット以上の手取り収入の証明書が3か月分必要。
この様に決められていて、これをクリアできればいいのです。
マレーシア政府はマレーシア・リンギット(MRまたはMYR)で基準を定めています。 では、日本円では幾らで換算すればいいのでしょうか?
インターネットの検索でホームページやブログなどを見て頂くと、いろいろなところで日本円で異なった金額を表示しています。
それには原因があります。
要するに、換算レートをいくらにするかで日本円での基準額が異なってきてしまいます。
円安や円高、リンギット安などにより当然なのですが、金額が上下してしまっているのです。
収入基準を例にみても、月額1万リンギットが25円計算なら25万円、35円計算なら35万円と10万円も異なってきてしまいます。 収入金額が10万円違うということはサラリーマンから考えると大きな問題ですね。
では、この換算レートはいつのものを基準にして考えればいいのでしょうか?
毎日の為替の変動で換算レートも変動しています。 申請をお考えの皆さんは、どの時点の換算レートを使えばいいのか解らなくなってしまいます。 これによって不安になる方もいらっしますし、基準レートによっては基準金額に対して不足してしまい、申請ができないことも過去にはありました。
正解は、審査用の換算レートは、マレーシアの観光文化省で毎月変更され、申請書類提出時にその月の換算レートで書類が受理できるか決められています。
2016年3月申請の基準レートは、1リンギット=0.0369円と決められています。
1万リンギットの収入基準は、271,003円となります。
ちなみに、2月の換算レートは、私が調べ始めた2013年4月以降で最も低金額で、1万リンギットが267,380円でした。
昨年2015年2月のレートが1万リンギット=327,869円でしたから6万円も基準が低くて申請しやすくなっています。
今月のマレーシア・リンギットと日本円のレートを考えますと、来月は275,000円程度が基準レートになると予想します。(急激な変動になった場合はお許しください)
昨年の9月から続いている円高、リンギット安が少し続きそうですので、1リンギット=30円未満が維持されると思います。 申請するのに適しているのは今だと思っています。
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