「怪獣文藝の逆襲」怪獣好きな作家10名のアンソロジー本です。かなり豪華な執筆陣です。
この中に蒙古襲来の話があるという事で編集さんが送ってくれました。
元寇の話にどう怪獣が入り込んでくるのかが気になってGWに読みました。
井上伸一郎さんの「聖獣戦記 白い影」という短編です。
弘安の役を舞台にした合戦モノですが、映像的な華やかさがあり面白かったです。
怪獣というファンタジー要素が大胆に盛り込まれた世界観でありながら、騎馬武士の戦い方がちゃんと考証され、地に足のついた活劇を見せてくれます。まさに子供の頃によく見ていた角川時代劇映画を髣髴とさせました。
あと(あまりいろいろ書くとネタバレになってしまうのですが)対馬の小太郎も登場します!
つい先々月刊行されたばかりですので是非お読みになってみてください。