最強の寝かしつけ絵本
うちの二番目の子は、発達障害があって、とても育てにくかった。
いろんな特性があって、それぞれに手を焼いたが、
一番困ったのは「寝られん寝られん」ことだった。
夜8時に一緒に布団に入っても、二番目が寝付くのは11時すぎ。
その間、延々、繰り返し繰り返し、絵本や物語を読まされた。
絵本が10冊を越えることも、しょっちゅうだった。
二番目が10歳すぎるまで、そんな夜が続いた。*
そういうわけで、私は「寝かしつけ絵本」に関しては、ちょっとうるさい。
何しろ、選び方を間違うと、大変なのだ。
まず、面白くなかったらダメ。「面白くない!!」と怒り出し、興奮してしまうから。
でも、面白すぎてもダメ。「面白かった~!!」と、興奮してしまうから。
すると、「寝落ち」ゴール直前で振り出しに戻ることになる…。
絵本選びに失敗し、布団の中で、何度、涙したことか…。
そんな、長い夜に母子でのたうちまわっていた日々に、この絵本に出会っておきたかったです…!
はっきりとした色の絵は、ベッドサイドの暗がりでも見やすい。
寝転んだまま持っても重くない、大きすぎない、ほど良いサイズ。
くすっと笑える面白さで、おだやかな対話が繰り返される。
「眠りにつく」ために、安心の夜のルーティーンとなり、
寝つきの悪い子にも、さいごは、「もう、寝ようかな…」と思わせてくれそう。
つまり、「ねられんねられん」子に、とどめを刺す構成(笑)。
最強の、寝かしつけ絵本として、おススメです。
*追記 二番目の子が10歳になったころ、「もう一人で寝られるから(=読み聞かせはいらない)」と言われた時は、嬉しいのを通り越して実感がなく、腰がぬけました。寝る前に、「自分でイエス様にお祈りできるようになったから、もう大丈夫」ということでした。実際に、それで、大丈夫になったのでした。
もうすぐ、その、救い主・イエス様のお生まれを祝うクリスマスですね。
本年も、ご愛読ありがとうございました。
メリー・クリスマス&ハレルヤ!