きーたはうす

ウチノコわんにゃん日記です。
懲りない私のレッスン日記&つれづれも兼ねております。
ご容赦を。。

作家のきもの本~着物中毒~

2009-05-06 | きもの本
どうにも嫌いだった現役作家の書いたきもの本。
自分の着物や身内の自慢満載のような気がして読む気がおきなかったジャンルです。
食わず嫌いだったかどうか?

そんなワタクシの読書記録です~

着物中毒  中島 梓著


結論から言うと(そんなに早く?)着物初心者にはけっこう役立つと思いました。


単の季節は4月~10月、もしくは本人さえよければいつでもOKというところは大賛成。半幅帯のおススメもいい。
お誂え最初の一枚目に色無地を否定しているところも好感が持てました。
ただ、現在お値打ち色無地(お地味な)をかなり力を入れて探しているワタクシがいます。


単、半幅帯、足袋ソックス

この本は2006年出版なので、着付け教室に通い始めたころに読んでいたら「わが意を得たり」と超初心者のころから思っていたかも。でも、著者は着付け教室嫌いです。そういうところもわかるなあ。

2年間で1憶3千万の大借金を返済するなど自慢もちりばめられていますが、読む気がおきない理由のひとつである着物にはまった理由とか着物歴史は前半に集められていますので読み飛ばすことも可能です。まあ、本のボリュームに必要なページではありますから。

この本の初心者お役立ち情報を手に入れたいなら、文体がお話調なので書店か図書館で座って読めばラクチンに吸収できます。書店で椅子が置いてあるのってこういうとき便利ですね~


プレタやネットショップを勧めているのは初心者を意識してます。たぶん、中島梓さんはギョッとするような着物もお持ちでしょうが、それらはほとんど載っていません。帯〆に安価なものが1本混じっています。ワゴンセールで買った同じものを持っています。意識的に安価なものをチョイスして載せたかも。

2万円あれば着物を着るのは楽勝と書いてあって、私自身はどのくらいかなあと検証してみたら、小物にけっこう金額かかってました。


つくづく作家という職業はうらやましいですね。着物のことをあれこれ書いて、それがまた印税になって、着物へとつながっていく。ただの着物好きにはありえない循環。ふぅ~~

着物知識をチョイスして読めそうというのが結論です。まあ、最初から嫌わずに・・・・

受け取り方は人さまざまですからご容赦を。。。



2009.06追記 中島梓さんは5/26に亡くなりました。


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2 コメント

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コメントありがとうございます (浜菊)
2009-05-09 21:08:34
着物に季節感は大切ですよね。住む地方によって違うし。
単の季節っていっても、実はもうそろそろ着物の季節は終わりかなっていうのが実感です。
暑いのや、雨や、汗で汚れるのがいやなので・・・
袷が長く着れるのはうらやましいです。

そうして、また着付けや帯結びを忘れていくのです~
今年は襦袢を工夫しようとは思っているのですが、どうなりますか。

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Unknown (しま)
2009-05-09 07:52:46
どうも、ご無沙汰でーす。
作家さんの本ですね~、人によりますよね。
着物の心得とか、コーディネート術の本は、ちょっと苦手です。
どっちかって言うと、日常で使える小物遣いとか、
ワンポイントアドバイス的なものが好きですね。
つか、好き嫌いせず、呼んでみるなんて偉いわ~

単、4月~10月って言いますが、新潟は梅雨時期
とっても寒いので、結構合わせを着ちゃうことが多いです。
なので、私単って少ないな~と。
真夏になれば、浴衣着ちゃうし。

先日、図書館で私が以前借りたことのある本を数冊
持っている人を見まして・・・趣味が似てるのかな~と
思ったのですが、声を掛けて、怪しまれるのもなぁ・・・
と諦めてしまいました。
お友達にはなりたかったんだけどな。
また会ったら声掛けてみようかな?って怪しいですかねぇ?
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