ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス 感染者76人

2020-03-21 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 3月21日の書き込みです。
 ベラルーシ国内のコロナウイルス 感染者数が76人になりました。このうち15人は退院しました。
 1月23日から始まった検査数は2万人を超えたそうです。
 新しい感染者の詳細や感染源などは公表されていません。

 今、ベラルーシでは外国に足止めされているベラルーシ人に対して、帰国の支援を行なっており、今日もラトビアに保養滞在していたベラルーシ人の子ども140人がベラルーシ政府が用意したバス3台に分乗して帰国しました。
 インドのゴアで旅行していた約15名も予約していた飛行機が突然欠航になり、代わりの交通機関も示されなかったので帰国方法も滞在費用もなくななってきたので、助けを求める自撮り動画を作ってネット上に上げたりしています。
 ベラルーシ外務省は帰国希望者用の緊急電話番号やメールアドレスを設置。インドとスリランカで足止めされているベラルーシ人は近いうちに何とか帰国できる目処が立ったようです。
 
 このようにベラルーシが国境閉鎖をしているわけでもないのに、飛行機の欠航などで、帰国できなくなって困っている人がたくさんいます。
 であるにも関わらず、旅行へ行くベラルーシ人が大勢いるので、とうとう大統領が、
「外国へ行かないでください。行ったら行ったでコロナウイルスの流行が終結するまでそこにいてください。」
と苦言を呈しました。まあ、国境封鎖していないから、仕方がないんですけど。ベラルーシ人に対し、出国したら帰国するなと大統領が言っています。(これが法律化されたわけではありません。)
 足止めされて困っているベラルーシ人の救出にてんてこ舞いなのに、どうして今の時期外国へ旅行に行こうとするのか? やめなさいと国民に言いたい気持ちはよく分かります。