南房総館山・なぎさの自然詩

日本丸とシマウミスズメ




今日の館山湾には帆船が停泊中です。
この帆船は日本丸で、学生と一緒に一般公募で乗船でき航海技術を体験できる練習船という位置づけの船だそうです。学生などが乗船している時は帆を張る練習をしているようで館山湾に浮かぶその姿はとても壮大です。
11/12の土曜日に見かけたので、もう4日間も館山湾に停泊していますが、今回の停泊中には一度も帆を張っておらず、残念ながら白い帆を広げた姿を見ていません。


そして海岸を歩いているとフグの打ち上がっているのを見つけました。
フグの仲間であることが分かったので、ネットで調べたらシマウミスズメという和名でした。目の上に棘が2本あり、体には青い縞模様のあるのが特徴だそうです。東京湾で確認されているハコフグ科のフグはハコフグ、コンゴウフグ、ウミスズメ、シマウミスズメ、テングハコフグ、ミナミハコフグの7種があるそうです。
鳥類の方のウミスズメを先に知っていたので、鳥類と魚類に同名のウミスズメが存在することにとても驚きました。フグのウミスズメと鳥のウミスズメ、どちらもスズメとは全く異なる容姿なのでなぜ同名になってしまったのか不思議です。
生き物の和名の由来というのは奥が深くて謎が多いですね。


更にハリセンボンもありました。


そして1.5cmくらいの小さなアオイガイ。
人の足跡の窪みにポツンとありました。
上の部分が欠けていたりして、かなり激しく破損しています。
館山湾で見かけるアオイガイは1cm~5cmくらいの比較的小さなものが多いのです。これまで私が見たものの中で最大は約10.5cmで、最小は約1cmです。


これは釣り人の残していったものでしょうか?
とても残念ですが、釣り餌の入っていたと思われるプラスチック製容器もそのまま置いてありました。
立つ鳥跡を濁さずという言葉を思い出しましたが、残すのは足跡だけにしたいものです…。




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