南房総館山・なぎさの自然詩

ブンブク

今朝は昨日の台風から一変して風の無い晴れた朝でした。
台風後の海岸がどうなっているか気になり様子を見てきました。というのも海岸近くの私有地に大量の土が盛られた場所があり、それが海へ流出していないか心配だったからです。最悪のケースは全部の盛り土が流されて、海が茶色くなってしまう事を想像していましたが、風雨に耐えられたようで盛り土は台風前と同じ状態でした。



そして砂浜にはたくさんのブンブクが打ち上がっていました。
ブンブクについて『海底の支配者 底生生物』によると「柔らかめの毛のような棘に覆われ」「海底の砂や泥の中に埋もれて生活」しているウニの仲間だそうです。
今日拾ったブンブクは棘が無くなった状態のものばかりで、大きさや模様から3種類ありました。一番上の右側3個はヒラタブンブクに似ているような感じです。中段の左側3個はネズミブンブクに似ています。
その他もネットで調べてみましたが、タヌキブンブク、キツネブンブク、ライオンブンブクなどがあるそうです。
画像検索で調べると棘のついた生きているブンブクが多く、棘の無い画像が少なくて一番下の小さなブンブクは何か今のところ分からず、これからゆっくり探してみます。


昨日の台風の影響で海底がかき混ぜられ海藻もたくさん打ち上がり、その中に埋もれるようにブンブクや生きた貝やヒトデもたくさんありました。


台風で打ち上がってしまった貝は自力で海へ帰れないので、できるだけ生きている貝を探して拾い海へと運びました。やはり生きている貝はとても艶があり綺麗です。


何か分かりませんが、不思議な黄色いものを見つけました。その上には小さなカニ2匹が乗っていて歩いていました。


ツキヒガイもありました。
赤色が左殻で白色が右殻、一日のビーチコーミングで両方拾ったのは初めてです。



台風から一夜明けた館山湾は晴れて波もとても穏やかになり、平和な風景というのはこういう事を言うのかもしれないと、昨日の激しい風雨を過ごして思いました。



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「漂着物」カテゴリーもっと見る