朝は晴れ間の見えていた館山湾ですが、天気が崩れる予報だったので雨が降る前に海岸へ行こうと思って出かけました。
到着すると黒い砂浜に白い貝殻の打ち上げラインが見えたので、何かと出会えそうな予感がしました。
ゆっくりとじっくり下を向いて砂浜を歩き、いくつか貝殻を拾った中で一番嬉しかったのがこの黄色いキンチャクガイです。
ピンク色やオレンジ色のはよく見かけるのですが、黄色は滅多に見たことが無い色です。
キンチャクガイの他には半分に割れていたタコブネ、ピンク色のベニフデガイ、小さくて可愛いバイガイ、白いフクロガイ、フロガイ、タマガイの仲間を拾いました。
シー玉のようなシーグラス。
15cm位の大きなサンゴの骨格も打ち上げられていました。
これは岩の上に残されていたものです。
昨日ビーチコーミングされた方が置いていったものだと思います。
こういったものは何日も何日もこのまま放置された状態が続き、それを見ていると悲しく切ない気持ちになるのです。
だから拾った漂着物を海岸で選別して、要らないものをこうして並べて帰る事に疑問を感じていたのです。
私はもし要らなくなった漂着物があれば、海へ戻します。
例えばシーグラスを海へ返せば、更に磨かれた角の取れた丸いシーグラスとなって打ち上げられるかもしれません。
一度手に取った貝殻も新しい場所に打ち上げられて、別の人に拾われるかもしれないと思うのです。
曇天の館山湾は海の色も灰色。
春特有の強い南西風が吹いていましたが、海面は以外にも穏やかです。
ビーチコーミング中には運良く雨に降られずに済みました。