南房総館山・なぎさの自然詩

修復痕のあるアオイガイ



今日海岸を歩いているとアオイガイが砂浜に打ち上がっていました。
タコの仲間のカイダコの持つ殻のことをアオイガイと呼びます。
そしてそのカイダコは生態がよく分かっていないようで謎が多いそうです。
メスだけが殻を持っているのですが、生涯のうち何度産卵をするのだろうとか、カイダコはアオイガイを脱いで捨てることがあるのだろうかとか、色々と想像してしまいます。


アオイガイを手に取って見てみると、殻を治したような痕があります。
何か他の生き物に囓られたような感じで石灰質の白い膜が張られているように見えます。
こんな修復痕のあるアオイガイは初めてで驚きました。


更に歩いていると軽石が漂着していました。
福徳岡ノ場の噴石が話題になっていますが、これはどこから流れ着いたのか気になるところです。


先日からたまに見かける卵胞なのですが、何かの貝のものでしょうか?一つの卵の大きさは5mm位で、孵化したような穴も開いていました。

追記 Twitterでヤツシロガイの卵だと教えていただきました。ヤツシロガイは下の写真の茶色と白色の縞模様の入った貝です。


今日拾った貝殻。
初めてカミスジダカラを見つけました。



チャイロキヌタに似ているのですが、横に細い線が入っています。髪筋宝と漢字を見ると、髪のように細い筋の事からこの名前がついたのでしょう。


そして今日はウミガメの姿が見られました。呼吸をするため海面に頭を出していたのですが、時間にしたら1秒位ポコッと丸い頭が見えるのです。数頭のウミガメがいたようで、あっちでポコッこっちでポコッと浮かび、しばらくその姿を眺めていました。
もうそろそろ帰ろうかと思い、振り返ると空には天使の梯子が見られました。




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「漂着物」カテゴリーもっと見る