南房総館山・なぎさの自然詩

いびつな形のタコノマクラと気嵐



拾ったタコノマクラは割れてないのにいびつな形をして、とても不思議に思いました。
このタコノマクラをTwitterに投稿したところ、フォロワーさんから生まれつきのフリーク(奇形)か怪我を修復したのかのどちらかかもしれないと教えて頂きました。
どちらなのだろうと自分なりに考えてみました。タコノマクラは普段は海底の砂に潜って生活しているので、成熟した個体が外敵に襲われるということが少ない気がするのです。なのでまだ小さな体の成長段階の途中で他の生き物に囓られて、それを修復して生き延びたのかなと想像しました。
死んでから砂浜に打ち上がった生き物には、海中での様々な出来事があることを実感させてくれたタコノマクラでした。



磯場で採餌行動しているクロサギ。


そして館山湾では気嵐が発生していました。
気嵐についてネットで調べたところ、気温と水温の差が15℃あり、風速が5m以下の条件で発生しやすいとありました。
北陸、東北、北海道などで冬の風物詩のようですが、意外にも館山湾でも気嵐を見られるのです。おそらく黒潮が沿岸を通るため、冬でも海水温が高いという特殊な条件がそろっているためだと思われます。
朝の気温が約6℃だったので、海水温は約20℃。陸上は冬のようでも海中はまだ春頃なのかもしれません。


朝日が登る前の館山湾。


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