「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

令和3年度第2回の古道歩き お疲れ様でした!

2021年05月15日 21時18分09秒 | お知らせ
5月の古道歩きに参加されたメンバーの皆様、大変お疲れ様でした! 今回は古道歩きではなく、史跡巡りをしましたので、ちょっと変わった見学ができたと思います。その時のご報告をします。



南伊豆町は、知る人ぞ知る、石の産地です。石質は凝灰岩の軟石で、加工がしやすいので建築材として重宝されたそうです。

5月15日の土曜日。集合場所に9名のメンバーさんたちが集まりました。

挨拶を交わして車で上賀茂へ移動し、まず伊豆石を切り出した丁場を見学しました。

近くの民家には、建築材として石が豊富に使われています。


民家の裏山はたくさんの石切場の跡があります。ここからどれだけの量の石が切り出されたのか・・・、とても想像できません。




そばを流れる川には、切り出した石を平底舟に載せるために河原に下りた場所の跡が見られます。

次に青野川に沿って車で走り、石を大きな舟に積み替えた手石の湊に行きました。


この湊で、青野川を下ってきた平底舟から江戸へ向かう舟へと石を津に買えたのです。


磯には、江戸に向かう舟の舫綱を結んだ舫岩が残っています。


また、今回は見に行けませんでしたが、桟橋の柱を立てた竪穴もいくつか残っているのです。

おまけとして、太平洋戦争の末期に掘られた特殊特攻艇「震洋」の格納庫を見学しました。


さて、岬の上に登って突端近くに行きますと、この石碑があります。


江戸幕府が黒船の来襲に備えてお台場を建設する際に伊豆石を基礎に使ったのですが、その石を切り出す作業が終わったことを記録に残す記念碑です。

側面には「・・・四番 七番 及 佃島越中嶋に 文久から元治まで3年かけて石を切り出した」というような記録が刻んであります。


このような史跡が多く残る南伊豆町は、歴史豊かな町だと思いませんか?



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明日15日(土)の降水確率は10%ですので

2021年05月14日 18時59分19秒 | お知らせ
明日15日(土)の史跡巡り「江戸と南伊豆を繋いだ伊豆石の輸送ルートを辿る」は、開催できます。

集合は、南伊豆町の道の駅「下賀茂湯の花」に8:30です。トイレあります。

南伊豆町上賀茂の道なき山中を歩きますので、丈夫な靴でおいでください。また、暗い石丁場に入りますので、懐中電灯は必携です。お忘れなきよう、お願いします。

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天気予報に注目しています

2021年05月13日 19時09分47秒 | お知らせ
皆様こんばんは。

いよいよ第二回の古道歩きの日があさってに迫りました。今回は石丁場の暗い所に入ります。懐中電灯の準備はよろしいでしょうか?
今回は7名様の参加表明をいただいています。

しかしながら天気予報の降水確率が現時点で40%になっています。もしかしたらこれから下がるかもしれませんので、注目しているところです。どうか降水確率が30%未満になりますように!
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令和3年度第2回計画「江戸と南伊豆をつないだ伊豆石の輸送ルートを辿る」の概要

2021年05月07日 17時19分56秒 | お知らせ
会員の皆様にお知らせします。

5月15日(土)は、今年度第2回の古道歩きを行う日です。

集合は、南伊豆町の道の駅「下賀茂湯の花」に午前8時30分です。場内には農作物販売所「湯の花」があります。駐車場に入って右側の、トイレがある広い方に駐車してください。案内人がお待ちしています。

日程は次の通りです。

①8:30集合 道の駅「下賀茂湯の花」トイレ有り
②8:40挨拶と準備運動
③8:45自家用車で出発

④8:50上賀茂着→9:00石切場周辺見学→10:30最福寺→10:40道の駅「下賀茂湯の花」トイレ休憩→11:00手石湊着→江戸時代の舫岩群見学→太平洋戦争時代の特殊特攻艇格納庫跡見学→弥陀隧道見学→岬に立つ「お台場建設石材切り出し作業終了記念碑」見学→太平洋戦争時代の米軍艦監視壕の跡を見学→12:10手石湊帰着・解散

⑤持ち物  ・リュック  ・水筒  ・行動食  ・帽子  ・手袋  ・懐中電灯(必携です) ・携帯電話  ・財布  ・ハンカチ  ・タオル  ・ティッシュ  ・その他各自の携行品

⑥解説
 南伊豆町はかつて凝灰岩の加工しやすい伊豆石を多数採取した産地でした。伊豆石は山の石丁場で切り出した後、規定の大きさに整形され、平底舟に積んで青野川を下りました。そして手石の湊で大きな舟に積み替えられ、江戸に運ばれて石材として活用されました。


今回は、その石切場の一つと青野川、そして手石の湊を見学します。古道歩きという寄り史跡巡りですが、きっとドキドキわくわくの半日になると思います。

計画を実行するには案内人を含めて7名以上のメンバーが集まることが必要ですので、ぜひご参加ください。案内人の携帯電話に参加の有無をショートメールでお知らせください。お待ちしています。
 


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