「賀茂の古道を歩く会」通信

平成29年度に発足した「古道を歩く会」案内人からのお知らせページです。会は令和6年3月に解散しました。

10月15日(土)に古道歩きを再開します

2022年09月24日 01時02分09秒 | お知らせ
久しぶりの古道歩きは、松崎町の岩地歩道を計画しています。
今の車道=彫刻ラインが開通するまで村々を繋いでいた道を、ハイキングで歩けるように改修したのが、岩地歩道だそうです。
楽しみですね!

あいにく台風が何度か来たためにまだ計画の段階に留まっていますが、
近いうちに下見に行ってきます。





岩地の日和山には、亀塚があるそうです。

海亀は海の神様の化身であるため、死んだ亀が浜に流れ着くと酒をかけて再び海に戻す漁村がある、と聞いたことがあります。
岩地にもそんな習わしがあるのでしょうか。



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ペリーロードに咲く彼岸花

2022年09月20日 10時48分25秒 | お知らせ
下田市の弥治川沿いの道は、ペリーロードと呼ばれています。
これは、1854年に日米和親条約の追加分(下田条約)を結ぶために下田に来航した米国ペリー艦隊の一行が条約締結の場である了仙寺に向かうために歩いたことに由来しています。

そのペリーロードに彼岸花が咲いた、と聞いたので、見てきました。








こんな石とコンクリートで作った道に咲くなんて、不思議な感じがします。
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古い墓地に引かれるように・・・

2022年09月14日 12時29分59秒 | お知らせ
古道歩きをしていると、ところどころにお地蔵さまや庚申塔などが立っています。

それらはたいてい江戸時代に立てられた石塔なのですが、道端以外には、古い墓地にも立っていることが多いです。

先日、南伊豆町のある集落を徘徊している時、なぜか呼ばれるような引かれるような、目に見えない力を感じました。

ふらふらとその力の方へ歩いていくと、何と! そこには古い墓地があったのです。




しかしすでに放置された長い年月が経っているらしく、荒れ放題です。




倒れたお地蔵様、草にまみれた馬頭観音・・・。
ある墓から風呂敷に包まれたままの骨壺が転がり出ているのを見た時は、正直ぞっとしました。

私があまりにお地蔵様どこ? 庚申塔どこに? と探してばかりいるから、呼ばれてしまったのでしょうか。

古道探しや歴史探訪をするのには、気持ちの強さが必要のようです。


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9月10日(土)の稲梓にて

2022年09月11日 00時14分20秒 | お知らせ
何だかまだ気持ちは夏なのですが、ここ下田市稲梓では、もう稲刈りの機械がエンジンの音を響かせています。





拾年ほど前までは近くに牛舎があって、黒い牛がたくさんいたのですが、今は車置き場になっています。

その国道の下に「蛇地蔵」と呼ばれるお地蔵さまがあります。



電柱の影が岩に重なっているので見にくいのですが、岩に寄り添うようにして2尊の小さなお地蔵様があるのです。

この岩の上には蛇の形に似た溝があり、そこに溜まっている水が涸れると辺りは不作になる、と言われています。



でもこの水は、今までに枯れたことがないそうです。不思議な蛇地蔵様です。
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下田街道 小鍋の道標

2022年09月05日 22時32分58秒 | お知らせ
現在、河津町における伊豆縦貫道の工事が進んでいます。それによって下田街道の古道部分が新しくアスファルトの道に姿を変えた部分があり、仕方ないことなのかと思います。

幸い、小鍋峠へ行く分かれ道はそのまま残るようで、これら2つの道標銘も保存されそうです。
よかった、よかった。



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