偉大なる弦楽器製作家オービルギブソンをオマージュして作ったフラットマンドリンです。
もともとアマチュアの製作家だったオービルは、アマチュアならではの斬新なアイディアと一風変わった拘りを持っていたそうです。
有名なのは特許も獲った削り出しのアーチトップですが、サイドも薄板を曲げて作るのでは無く、厚板からの切り出しに強く拘った様です。
さて自分のマンドリンですが、そういった特徴をさらに強調して、トップは3センチの厚板から削り出したノンブレーシングアーチトップ、サイドバックはこれまた厚い一枚板からの削り出しとなっています。
デザインも設計図など勿論無く、写真を凝視しながらでも無いので、スクロール部分やポイントの位置など結果的にオリジナルな物となりました。
その他サウンドホール周りには3重のインレイ、ヘッドにはファットキャットを入れてあります。
ネックのジョイントもオリジナル。
その他にもスケールをギブソンより短めの350㎜としたり、指板をフラットにしたりとか自分の好みにしてあります。
当然ブルーグラスでお馴染みのF型マンドリンとはまるで違うサウンドキャラとなりましたが、自分としては悪くない音だと思っています。
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