2ヶ月近く更新をお休みしてしまいました。生きてます。
さて、中之島の国立国際美術館で開催中の
「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画-」に行って来ました。
徒歩圏に美術館があるって素晴らしい。
思い立ったら、すぐ行けるもん。
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ご存知の方も多いと思いますが、この美術館は地下に造られています。
遠来からの観光客の方が美術館のすぐ近くで
「建物が見つからない!」と言いながら、うろうろ迷われている様子を
何度か見かけたことがあります。
看板の矢印どおりに行くと無事に美術館入り口にたどり着けるのですが
美術館=地上の建築物と思い込んで行くと、とまどうかも…
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館内。
受付で券を買い、エスカレーターで下階に降ります。
壁面に飾られているのはジョアン・ミロの「無垢の笑い」という陶板で出来た壁画。
この壁を見ながら展示室の降りていくときのワクワク感!
尚、ちょこっと写っている赤いモビールはアレクサンダー・カルダー「ロンドン」。
今回の特別展示のテーマはタイトルにも表記されている通り、「旅するフランス風景画」。
かつては人物像の背景でしかなかった風景が絵画の主役となり
主要な一ジャンルとして成立していく過程を取り上げています。
それと同時に近世~近代にかけてのフランスの風俗習慣などにも触れられています。
18世紀の風景画に描かれた理想化された景色と見ると
プチ・トリアノンでの暮らしに夢中になっていたマリー・アントワネットを思い出し
19世紀末~207世紀初頭の田園生活に憧れる都市住民の様子に
「椿姫」のブージヴァルでのつかの間の幸せを思い出したり。
首都パリの様子を描いた絵画もたくさんありました。
19世紀に行われた大規模な都市整備事業(パリ改造)により
パリの街並みは大きく変わりました。
私は大阪人なので、都市改造と言われると即、大大阪時代の關一を思い浮かべてしまいます。
戦前期の大阪は「煙の都」と呼ばれていたそうですが
展示の中にもまさに煙の都パリを描いた大きな絵がありました。
ルイジ・ロワールの「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」という絵なのですが
画面のほとんどが煙です。
大大阪時代の大阪市内もこんな感じだったのかな。
大阪がパリに似ている、というと多くの人が鼻で笑うでしょうけれど
中之島にはパリの面影があると思う。
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左:アルベール・マルケ「パリのサン=ミシェル橋」
右:アルベール・マルケ「冬のパリ、サン=ミシェル橋からの眺め」
特に右の絵なんて、「大正末期の難波橋と北浜ビルディングの絵です」って言われても
「そうなんや」ってうなずいてしまいそう…なのは私だけでしょうか。
上記で触れている「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」の絵にしても
「開通したばかりの御堂筋」に見えますもん(私だけかな)。
プーシキン美術館はロシアの美術館だけあって、売店にはロシア雑貨も並んでました。
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ポストカードが欲しかったんですけど、欲しい図柄のものがほとんど無く残念。
あと、会場内、人が多いのと猛暑のせいで
冷房をきかせてくれているのはありがたいのですが、効きすぎ。
私は長そでの木綿のカーディガンを持って行ってたのですが、
それでも首回りがスースー寒かった。
これから行かれる方は、防寒対策(猛暑なのに!)を忘れずに。
「プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画」
場所:国立国際美術館
会期:2018年7月21日~10月14日
備考:おじさん@プーシキン美術館展【公式】
さて、中之島の国立国際美術館で開催中の
「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画-」に行って来ました。
徒歩圏に美術館があるって素晴らしい。
思い立ったら、すぐ行けるもん。
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ご存知の方も多いと思いますが、この美術館は地下に造られています。
遠来からの観光客の方が美術館のすぐ近くで
「建物が見つからない!」と言いながら、うろうろ迷われている様子を
何度か見かけたことがあります。
看板の矢印どおりに行くと無事に美術館入り口にたどり着けるのですが
美術館=地上の建築物と思い込んで行くと、とまどうかも…
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館内。
受付で券を買い、エスカレーターで下階に降ります。
壁面に飾られているのはジョアン・ミロの「無垢の笑い」という陶板で出来た壁画。
この壁を見ながら展示室の降りていくときのワクワク感!
尚、ちょこっと写っている赤いモビールはアレクサンダー・カルダー「ロンドン」。
今回の特別展示のテーマはタイトルにも表記されている通り、「旅するフランス風景画」。
かつては人物像の背景でしかなかった風景が絵画の主役となり
主要な一ジャンルとして成立していく過程を取り上げています。
それと同時に近世~近代にかけてのフランスの風俗習慣などにも触れられています。
18世紀の風景画に描かれた理想化された景色と見ると
プチ・トリアノンでの暮らしに夢中になっていたマリー・アントワネットを思い出し
19世紀末~207世紀初頭の田園生活に憧れる都市住民の様子に
「椿姫」のブージヴァルでのつかの間の幸せを思い出したり。
首都パリの様子を描いた絵画もたくさんありました。
19世紀に行われた大規模な都市整備事業(パリ改造)により
パリの街並みは大きく変わりました。
私は大阪人なので、都市改造と言われると即、大大阪時代の關一を思い浮かべてしまいます。
戦前期の大阪は「煙の都」と呼ばれていたそうですが
展示の中にもまさに煙の都パリを描いた大きな絵がありました。
ルイジ・ロワールの「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」という絵なのですが
画面のほとんどが煙です。
大大阪時代の大阪市内もこんな感じだったのかな。
大阪がパリに似ている、というと多くの人が鼻で笑うでしょうけれど
中之島にはパリの面影があると思う。
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左:アルベール・マルケ「パリのサン=ミシェル橋」
右:アルベール・マルケ「冬のパリ、サン=ミシェル橋からの眺め」
特に右の絵なんて、「大正末期の難波橋と北浜ビルディングの絵です」って言われても
「そうなんや」ってうなずいてしまいそう…なのは私だけでしょうか。
上記で触れている「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」の絵にしても
「開通したばかりの御堂筋」に見えますもん(私だけかな)。
プーシキン美術館はロシアの美術館だけあって、売店にはロシア雑貨も並んでました。
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ポストカードが欲しかったんですけど、欲しい図柄のものがほとんど無く残念。
あと、会場内、人が多いのと猛暑のせいで
冷房をきかせてくれているのはありがたいのですが、効きすぎ。
私は長そでの木綿のカーディガンを持って行ってたのですが、
それでも首回りがスースー寒かった。
これから行かれる方は、防寒対策(猛暑なのに!)を忘れずに。
「プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画」
場所:国立国際美術館
会期:2018年7月21日~10月14日
備考:おじさん@プーシキン美術館展【公式】
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