梅田スカイビルの地下食堂街「滝見小路」にあるカツ料理店。
法善寺横町に本店をおく有名店です。
「老舗」と紹介されることがありますが、創業は昭和58年。
個人的には自分の実年齢より若いお店は老舗という感じがいたしません。
とは言え、20年前には法善寺の人気店の地位を確立していたように記憶しています。
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滝見小路は昭和の大阪のイメージしたという懐古調の装飾を売りとしています。
この「喝鈍」の店構えもドラマに出てきそうな虫籠窓の外装。
木彫りの大きな看板も雰囲気にぴったり。
店内はオープンキッチンでカウンターがメインですが
テーブル席もありました。
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ランチメニューを記した立て看板。
売りは店名の通り「かつ丼」です。
ここのかつ丼の特徴は、ご飯とかつが別々の器で供されること。
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最初はかつをおかずにご飯を食べ、
後半戦は丼として食べるという人が多いのではないでしょうか。
減塩を心がけている人にとっては、汁を残すことで塩分摂取量を多少コントロールできそう。
香の物はカウンターに梅干しやお漬物(種類不明)の入れ物が置かれていて
自分で取ることになっています。
席によっては取りづらいことがあるかもしれません。
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出汁はちょっと濃いめ。卵の半熟加減がちょうどいい感じ。
難点を言うと、かつの衣がちょっと苦い。
焦げているのではなく、衣自体に苦みというかえぐみを感じるのです。
パン粉からは苦みを感じません。
このお店に限らず、たまーに苦い揚げ衣のお店に出会いますが、何が原因なのでしょうね。
小麦粉のせいなのか、重曹か何かを混ぜているのか…
私の気のせいかもしれませんが。
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お店を出た所に防火水槽がありました。
最近はめっきり減りましたが、私が小さいころはまだまだ残ってたなあ。
私が知っている防火水槽はこういうコンクリート製のものですが
コンクリートが日本に入ってくる前はどういうものを使用していたのか?
答えは東京都江東区の「深川江戸資料館」と大阪市北区の「大阪くらしの今昔館」に展示してありました。
いずれも江戸期の町並の様子を実物大で再現している、面白い博物館です。
まずは時代劇でおなじみのお江戸は深川の防火水槽です。
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↑「深川江戸資料館」
船宿の前に設置されたもの。時代劇でよく見かける木製の大きな水桶です。
そして大坂三郷のひとつ、天満の街。
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↑「大阪くらしの今昔館」
昭和のコンクリート製水槽と似ていますが、こちらは石をくりぬいた作ったもの。
大坂では木の桶ではなく、石の水槽だったそうです。
防火用ということを考えると、確かに木製より石の方が適していますよね。
関東ではあまり良い石材が手に入らなかったこと、
そのために石を活用する文化が発達するのが遅かったのではないかと思ってます。
このほかにも、トイレのドアや張り紙の貼り方など小さな違いがたくさんあります。
機会があったら、両方の博物館に行って見て下さい。
「喝鈍 滝見小路店」
住所:大阪市北区大淀中1-1-90 梅田スカイビルイースト B1F
電話:06-6440-5933
営業:11:00~21:00
休日:
備考:喝鈍 滝見小路店 (かつどん) - 大阪/かつ丼・かつ重 [食べログ]
法善寺横町に本店をおく有名店です。
「老舗」と紹介されることがありますが、創業は昭和58年。
個人的には自分の実年齢より若いお店は老舗という感じがいたしません。
とは言え、20年前には法善寺の人気店の地位を確立していたように記憶しています。
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滝見小路は昭和の大阪のイメージしたという懐古調の装飾を売りとしています。
この「喝鈍」の店構えもドラマに出てきそうな虫籠窓の外装。
木彫りの大きな看板も雰囲気にぴったり。
店内はオープンキッチンでカウンターがメインですが
テーブル席もありました。
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ランチメニューを記した立て看板。
売りは店名の通り「かつ丼」です。
ここのかつ丼の特徴は、ご飯とかつが別々の器で供されること。
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最初はかつをおかずにご飯を食べ、
後半戦は丼として食べるという人が多いのではないでしょうか。
減塩を心がけている人にとっては、汁を残すことで塩分摂取量を多少コントロールできそう。
香の物はカウンターに梅干しやお漬物(種類不明)の入れ物が置かれていて
自分で取ることになっています。
席によっては取りづらいことがあるかもしれません。
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出汁はちょっと濃いめ。卵の半熟加減がちょうどいい感じ。
難点を言うと、かつの衣がちょっと苦い。
焦げているのではなく、衣自体に苦みというかえぐみを感じるのです。
パン粉からは苦みを感じません。
このお店に限らず、たまーに苦い揚げ衣のお店に出会いますが、何が原因なのでしょうね。
小麦粉のせいなのか、重曹か何かを混ぜているのか…
私の気のせいかもしれませんが。
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お店を出た所に防火水槽がありました。
最近はめっきり減りましたが、私が小さいころはまだまだ残ってたなあ。
私が知っている防火水槽はこういうコンクリート製のものですが
コンクリートが日本に入ってくる前はどういうものを使用していたのか?
答えは東京都江東区の「深川江戸資料館」と大阪市北区の「大阪くらしの今昔館」に展示してありました。
いずれも江戸期の町並の様子を実物大で再現している、面白い博物館です。
まずは時代劇でおなじみのお江戸は深川の防火水槽です。
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↑「深川江戸資料館」
船宿の前に設置されたもの。時代劇でよく見かける木製の大きな水桶です。
そして大坂三郷のひとつ、天満の街。
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↑「大阪くらしの今昔館」
昭和のコンクリート製水槽と似ていますが、こちらは石をくりぬいた作ったもの。
大坂では木の桶ではなく、石の水槽だったそうです。
防火用ということを考えると、確かに木製より石の方が適していますよね。
関東ではあまり良い石材が手に入らなかったこと、
そのために石を活用する文化が発達するのが遅かったのではないかと思ってます。
このほかにも、トイレのドアや張り紙の貼り方など小さな違いがたくさんあります。
機会があったら、両方の博物館に行って見て下さい。
「喝鈍 滝見小路店」
住所:大阪市北区大淀中1-1-90 梅田スカイビルイースト B1F
電話:06-6440-5933
営業:11:00~21:00
休日:
備考:喝鈍 滝見小路店 (かつどん) - 大阪/かつ丼・かつ重 [食べログ]