~君がいるだけで~
「地に足がついていない」
・・・・そう感じはじめていた。
引っ越して数ヶ月、
忙しさと新鮮さに心うばわれ、
なにかフワフワしたものの上を歩いていたような私。
一度、リセットしなくては・・・という思いもあり
東京へ帰省することにしてみた。
夫は仕事があるので息子とふたり、
“のんびりしてこよう”と新幹線に乗り込んだ。
当時は「ひかり」で3時間。
3歳の子ども連れにはちょっとしんどい長さである。
新横浜をすぎた新幹線は
ゆっくりと品川、大崎あたりの高層ビルの間を
通り過ぎていく。
離れて間もないというのに
なぜかとても懐かしい景色。
こんなにも都会を愛していたのか?
自分でも驚くほど目頭が熱くなる私だった。
それから数日、引っ越す前の公園仲間に再会したり、
行き慣れたデパートで買い物をしたり、
楽しい日々を過ごした。
なんとなく気持ちも落ち着き
さぁ、明日大阪に帰ろう!という日の夕方、
息子が突然、熱を出した。
お薬をのんで様子をみていたところ
急に震えだした。
それもただの「震え」ではない。
「熱性けいれん」だった。
・・・・・はじめての「痙攣」に私はパニック!
救急車を呼び、病院へ。
それから数日間、息子は入院することとなった。
そのときのお医者さんの言葉が忘れられない。
「息子さんね、ぼくのおうちはどこなんだろう?ってね、
わかんなくなっちゃったんじゃないかな?
子どもはお母さんが不安だと、う~んと不安なんですよ。」
ごめんね、ごめんね。
頼りないママでごめんね。
・・・・涙があふれた。
それから、心に決めた。
どこに住んでいようと、私は私。
揺ぎない自分でいよう。
私の根っこがない大阪ならば
とりあえず、「挿し木」からはじめよう!
そう「揺ぎない挿し木」でいよう!・・・と。
その「挿し木」は・・・・
たくさんのステキな出会いとともに
大きな大きな木へと育っていくのであった。
「地に足がついていない」
・・・・そう感じはじめていた。
引っ越して数ヶ月、
忙しさと新鮮さに心うばわれ、
なにかフワフワしたものの上を歩いていたような私。
一度、リセットしなくては・・・という思いもあり
東京へ帰省することにしてみた。
夫は仕事があるので息子とふたり、
“のんびりしてこよう”と新幹線に乗り込んだ。
当時は「ひかり」で3時間。
3歳の子ども連れにはちょっとしんどい長さである。
新横浜をすぎた新幹線は
ゆっくりと品川、大崎あたりの高層ビルの間を
通り過ぎていく。
離れて間もないというのに
なぜかとても懐かしい景色。
こんなにも都会を愛していたのか?
自分でも驚くほど目頭が熱くなる私だった。
それから数日、引っ越す前の公園仲間に再会したり、
行き慣れたデパートで買い物をしたり、
楽しい日々を過ごした。
なんとなく気持ちも落ち着き
さぁ、明日大阪に帰ろう!という日の夕方、
息子が突然、熱を出した。
お薬をのんで様子をみていたところ
急に震えだした。
それもただの「震え」ではない。
「熱性けいれん」だった。
・・・・・はじめての「痙攣」に私はパニック!
救急車を呼び、病院へ。
それから数日間、息子は入院することとなった。
そのときのお医者さんの言葉が忘れられない。
「息子さんね、ぼくのおうちはどこなんだろう?ってね、
わかんなくなっちゃったんじゃないかな?
子どもはお母さんが不安だと、う~んと不安なんですよ。」
ごめんね、ごめんね。
頼りないママでごめんね。
・・・・涙があふれた。
それから、心に決めた。
どこに住んでいようと、私は私。
揺ぎない自分でいよう。
私の根っこがない大阪ならば
とりあえず、「挿し木」からはじめよう!
そう「揺ぎない挿し木」でいよう!・・・と。
その「挿し木」は・・・・
たくさんのステキな出会いとともに
大きな大きな木へと育っていくのであった。