もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

ワニだった校長先生

2009-11-29 | その他
   <近くの公園へ~松ぼっくりを探しに行きました♪>

次男の小学校の校長先生は
風船をふくらましたような体つき(失礼!)の大きな男の先生。

いつもニコニコしながら正門に立って
「おはよう~!」と子どもたちを迎えてくれる優しい先生だ。

学芸会のあった先日、
私たちPTAの運営メンバーにステキなお話をしてくださった。

「ぼくはね、学芸会の記憶があんまりないんですよ。
 ひとつだけ覚えているのがワニの役だった・・・ということなのです。」

なんでも
校長先生の子ども時代は今とちがって
1学年5クラスくらいある時代。

「学芸会」で役をもらうなんて大変な時代だった。
(そういえば私のときもそうだった。

先生の記憶にある劇は「因幡の白兎(いなばの白うさぎ)
先生の役は
うさぎにピョンピョンピョンとされるワニの役

舞台の上手から下手にみんなで走るという役どころ。
わずか5秒ほどの出番だった。

それなのに・・・、

衣装は「茶色の毛糸で編んだベスト」が必要とのことで、
(当時の学校からの要求は絶対でしたからね~。)
編み物の苦手なお母さんの代わりに
おばあちゃんがほぼ徹夜で二晩かけて編み上げてくださったそうだ。

あ~それなのにそれなのに・・・、

その茶色いベストを着て舞台に立ったのはほんのわずか。
走って通るだけの瞬間芸。

しかも、
そのおばあちゃんの手作りの衣装は
学芸会が終ったあと子どもが着るベストとしては
あまりにも地味すぎて、
あまりにもワニ役の衣装そのもので…、
子どもだった校長先生は
「こんなのもう着ない!」と思わず言っちゃった。

おばあちゃんがせっかくつくってくださったベストは
ほどかれて元のまん丸の毛糸玉に戻ってしまったのだった・・・。

「だからね、
 ぼくの学校の学芸会ではどんな子も必ず舞台の上に立って、
 ひとつでもセリフを言えるようにしているんですよ。」

子どもの頃の“罪滅ぼし”だとおっしゃる校長先生。


<どんぐりはいっぱいあったんだけど、松ぼっくりは…

学芸会では、
我が家の次男もしっかりと役をもらい舞台の上で輝いていた!
(あは♪見てるこちらは緊張しちゃいましたが…。

ミュージカル仕立ての劇だったので
楽器演奏あり、ダンスあり、歌あり、そしてセリフあり。

クラスのどの子もそれぞれ、
得意な場面で主役になれるような構成になっていた。

少子化だから・・・
なんてとんでもない!

校長先生が言えなかった
「ごめんね、ありがとう。」の気持ちが
優しい思いやりとなり、
わくわくドキドキしながらも
大役を終えてまたひとつ階段をのぼっていく子どもたちを
しっかり陰から支えていてくれた学芸会だったのだ。

大人になってから気づく“そのときの思い”もある。

きっと校長先生のおばあちゃんも天国で微笑んでいるはず。

照れくさそうに笑う校長先生に
感謝の気持ちでいっぱいになった秋の一日だった。










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ワクチン、その後…。

2009-11-27 | その他
         <あまりにも可愛くって衝動買い!大福&おまんじゅう~♪>

昨日、
ワクチン接種するために息子を連れていくはずだった病院へ
私ひとり、お薬をいただくための診察に伺う。

きれいな秋晴れが
なんとなく虚しい心にいたく眩しい。

時間よりずいぶん早く着いたので
「売店で立ち読みでもしようかな~♪」(←ココ大事
などと思っていた私に
予想より早く呼び出しのベルが鳴る。

担当医の先生の部屋のドアを開けるやいなや、

ワクチン足りなくなっちゃってすみませんね~。

その分野では
国内で知らない医者はモグリだ!といわれるほど
有名な先生が平身低頭、平謝りで
こちらが恐縮してしまう。

この病院では
約1万人ほどの基礎疾患をもっている子どもが通院しているが、
そのわずか数パーセント(2%くらいらしい)のワクチンしか
供給されなかったそうで、
入院患者さんも含め、現場は大混乱らしい。

息子と同じ疾患を持ちながら大人になった人たちが通院している
先生のクリニックでも
最も急を要する人にもまだワクチン接種できてない状態だそうだ。

とりあえず、
しっかりと先生の印鑑の入った
優先接種対象者証明書」を握り締め
病院をあとにする。

先生の丁寧な対応に
さっきの秋晴れが少しだけすがすがしく感じる。

風にゆれる黄色く色づいた銀杏の木を
仰ぎながら、
予防するっきゃないねっ!」とつぶやく私だった・・・。

                 

道中、本が読みたくて
いつもなら車で行くところ電車で病院まで行った私。

帰りに最寄の駅に出張販売にきていた
谷中福丸の一口大福とおまんじゅうを衝動買い。(上画像

10コで100円!(1コ10円だよ~ん!)

中のこしあんがあっさりしていて美味しい~♪
と子どもたちも大喜び。(&私も~)
小さいけどいっぱい食べた気になるおやつに
大満足でした~。
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絵本の時間♪

2009-11-26 | myお気に入り
 <myお気に入り~『クリスマスのまえのばん』『コーギービルのいちばん楽しい日』>

  
いよいよ待ちに待った
クリスマスの日が近づいてきた。

私は
クリスマスを楽しみに待つ時間が大好き!

子どもたちを巻き込んで
クリスマスまでの1ヶ月を
うんとうんと、ゆっくり静かにワクワクと過ごしたいのだ。

そんな気分を盛り上げてくれるのは
なんといってもクリスマスのお話の絵本。

お気に入りは、
その手作りの美しいライフスタイルや
残された言葉が最近反響を呼んでいるターシャ・テューダーさんの絵本

話題になる前から
その情緒豊かな絵の虜だった私は、

クリスマスが近づくと
可愛いコーギーちゃんがたくさん登場するお話を
本棚から引っ張り出しては読むのである。

            

夜、
おふとんに入った次男と一緒に
部屋の灯りを暗くして読んでみる。

スタンドライトに照らされた絵本のページを
めくるたびに
あたたかい暖炉の前に座ってお茶を飲んでいるような感覚に…。

ホッとしながら絵本の中の絵本を見るようで、
知らず知らずに
コーギーたちの住む牧歌的な世界に入り込んでいく。

あ~楽しみだね、クリスマス。

読んでいるうちに
ふつふつとクリスマスを待ち遠しく思う気持ちが
次男の横顔にあふれていく。

長男もそうだったなぁ~。

今年も・・・、
サンタクロースが来ると心待ちにしている次男。

そして、

この季節のこのひとときが
たまらなく愛おしい私なのである。



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ワクチンが足りない!!

2009-11-24 | その他
      

チロメサール(保存剤)を含まない新型インフルエンザの予防注射。

たしかテレビや新聞や病院の話だと
基礎疾患のある人(最優先の方以外)は
11月16日から優先的に接種できるはずだった。

11月のはじめにかかりつけの医療機関に問い合わせたところ、
予約した診察日に必ずワクチン接種できる流れという。

息子の予約日は11月26日。

国立の大きな小児病院。

木曜日隔週でいらっしゃる担当医の
11月16日にもっとも近い受診予約である。
(11/19は先生不在、11/12ではワクチン無し)

ところがである・・・。

一応、念のため今日電話して
確実にワクチン接種できるかきいたところ、

「それがですね~。
 16日からわずか3日でワクチンがなくなってしまいまして・・・、

今だ入荷の予定もたたないという。

11月26日に受診した際、
優先接種対象者証明書」をもらい近所の病院で打ってもらう
という手段を選ばなければならなくなったのだが、

近所の病院に問い合わせたところ、
こちらもワクチンが足りなく、いつ入荷するかわからないらしい。

     

丈夫な子ならこんなにあわてないのだろう。

新型インフルエンザは猛威をふるっているが、
患者の多くは軽症のまま回復しているときいている。

しかし、我が家の場合、
インフルエンザにかかると
必ずといっていいほど重症化し、
入院を余儀なくされ、何度となく怖い思いをした経緯がある。
(長いおつきあいの方はご存知ですね。)

だからこそ
街のお医者様では限界があり、あの病院なのに・・・。

     

そもそも・・・、

基礎疾患があるから
「小児慢性特定疾患」の医療証をもつ子どもなのだ。

なぜワクチンを受けるために
わざわざ「優先接種対象者証明書」をもらわなければならないのか!?

高度な医療を受けている場合、
受診の予約がすんなりととれない医師(かかりつけ医)だって
現実にいるのだ。

いったい医療証は何のためにあるのだろう?

そんなこんなで
ほんとうに早く接種しなければならない子どもの
予防接種がどんどんずれ込んでいってはいないだろうか?

基礎疾患がある子にとって
インフルエンザはほんとうに怖い病気なのだ。

医療機関の方には、どうか柔軟に


              <↑到着しました。…46型newテレビ
」ある対応をお願いします!・・・と叫びたい。


とにかく
ワクチン接種ができるまで
(できたとしても油断禁物ですが・・・、)
予防!予防!予防!の日々で頑張るしかなさそうです~!












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我が家のシンボルツリー

2009-11-20 | お庭だより
          <家族みんなで植えましたよ~♪>

家族の記念樹、シンボルツリー。

ここに引っ越してきてから
どんな樹木を植えつけようか?

家族みんなでずっと考えていた。

今年中に植え付けられるかな~と思っていた先日、
近くで催された地元の農作物や植物、樹木が展示即売される
「収穫祭」でついにみつけた。


<これが「収穫祭」です!>

選ぶポイントは、

樹の立ち姿が美しいこと
花が咲くこと
実がつくこと
・・・など何か楽しみがみつけられたらいいなぁ~
なんて思っていたけれど、

地元の方が丹精こめて育て上げてくれたというだけで
「これだ!」と納得の我が家。

それが、コレ


ジューンベリー

バラ科の落葉小低木で、
4月にサクラに似た花を咲かせて
6月に小さな実をつけるという。

丸みを帯びた葉っぱは密に茂らず
木漏れ日の当たる心地よい木陰をつくるそうだ。

今(秋)は赤くて美しい紅葉の真っ最中、
小さいながらも楽しませてくれている。

数年経つとどれぐらい大きくなるのだろう?

家族とともに
大きく生長していってほしいな~。

これからもヨロシクね!

新しくやってきた家族の仲間に
リビングからこっそり話しかける私である。









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