顔なじみセラピー

「手話教室」に通いはじめて早や１年。

一緒に“中級コース”に上がった人たちは
顔なじみの方ばかりで教室に入るとホッとする雰囲気さえ漂う。

今日のテーマは
「ゴールデンウィーク、どこ行きましたか？」

自分の知っている「単語」をできるだけ駆使して
皆さんの前で発表する！という授業だ。

初級クラスのとき、
いわゆる「自己紹介」からはじまり、
「あなたの趣味はなんですか？」
「あなたの住んでいるところはどこですか？」
「あなたの家族についておはなししましょう。」
などと、手話を覚えながら語り合ってきたクラスメートたち。

知らず知らずにお互いのことを
よくわかっている間柄になってしまった。

だから今日のテーマは
本当はしっかりと手話を習得するのが目的でありながら
みんなの発表を聞く（見る）のがと～っても楽しかった。


Ａさんが「山菜をとりに行ってきました。」と手話表現すると
・・・・「あ～山登りが趣味だったっけ。」と思いだす。

Ｂさんが「孫たちをみんな連れてキャンプに行きました。」
・・・・「確かお孫さんは総勢１２人だったなぁ。」と微笑んでしまう。

Ｃさんが「うなぎを食べに行きました。」
・・・・「そうそう以前に“食いしん坊なんです”っておっしゃってたわ。」
　　　　なぁ～んて記憶力のいい自分に驚いたりする。


もちろん私も長男の文化祭の話など手話表現してみた。

途中、休憩時間に、
「うちも近所だからのぞいてみたんだよ～。」
なんて言ってくれる人もいて
今までの私のつたない手話表現での話を覚えていてくれたんだ～と思うと
なんだかとってもうれしかった。



知らず知らずのうちに仲良しになっていた
「手話教室」の仲間たち。

安心感から生まれるポジティブな気持ち。
大事にしなくっちゃね！

これからもどうぞよろしくお願いします！