<今度はここに行ってみようと思います♪>
いつも音楽とつきあっている私は、
どちらかというと
時間とともに流れていくその“瞬間”を大切に記憶することが
好きなタイプの人間だと思う。
それは、
音楽に限らず
ジーッとそこにあり、居てくれる美術でも同じ感覚がありまして…。
私の場合、
その「絵画」「美術品」に出会えたという“瞬間”が好き。
その“瞬間”を
もっともっと深く味わえたら
どんなに楽しい時間になるだろう~!?と思い、
先日、
「美術館の楽しみ方」
という講演会に参加してみた。
講師の先生は、
「日曜美術館」や「日本の美」など
多くの美術番組の製作に携わった元NHKのプロデューサーの方。
現在は美術ジャーナリストとして活躍されている。
優しいお人柄が感じられる先生のお話は
ユーモアを交えながらも
知識と経験に裏打ちされた濃い内容♪
お話を聞きながら
ほんとに聞きにきてよかった~と
満足感と幸福感に包まれてしまった。
その中でも
印象に残ったのは、
シニアにとっての「教育」と「教養」
いきなり勉強の話?そう思うでしょ。違います。(笑)
「きょういく」とは、
今日行くところがある。
「きょうよう」とは、
今日、用事がある。
一同大爆笑。
好奇心を持ってまず出かけてみることが
人生をイキイキと過ごす秘訣。
生活を広げてくれる。とのこと。
かつての流行語大賞にもなった
「亭主元気で留守がいい。」
をぜひポジティブに捉えてみてください。
というのが先生の持論。
そうね、
主婦もたまには
自分中心に"自分の時計"を回してみるってことも大事♪
「生活を広げる」ことが「潤い」になる。
まずは出かけることからですね!
もうひとつは、
常設展の楽しみ方
「会いに行く感覚」で行ってみてください。
あそこにあるのは
みんな自分の「絵」だと思えばいい。
自分の家に置けないから
ちょっと預けてあるだけなんだ…と。(笑)
何度も行っているうちに
必ず心ひかれるお気に入りができてくる。
そのときこそ、
常設展が、
自分の家や部屋とは違ったもうひとつの
とっておきのプライベート空間に成り得る瞬間だそうだ。
なるほど~♪と思った。
いつも企画展を見ることにシャカリキになっているので
すっかり常設展示のことを忘れていたなぁ~と反省。
角度を変えていろんな方面(色とか歴史とか)から
自分だけの「お気に入り」
を追求するっていうのは面白そう。
自分だけの「絵」にまだ出会ってないだけに、
続けていればいつかきっと「そのとき」が来ると思うと
ちょっとワクワクした。
私も
そんなプライベート空間をつくってみたいなあ。
そこからは、
国立西洋美術館を中心に
建物の楽しみ方、
(建築設計や照明、窓、屋上庭園、などなど細部にわたる詳しい説明)
色彩の楽しみ方、
(絵の具や色の成り立ちなど)
絵の背景
(歴史や構図)
そして
美術館にあるカフェやレストラン…etcの話まで。
ほんとに
あっという間の2時間!
極上の瞬間
を楽しみにまた美術館に出かけよう~と
思う私でありました。