もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

花の江戸子、なにわをゆく 20

2007-04-19 | 旅のおはなし(花の江戸子)
~ コトバの壁 ~

30才前後の若い世帯が多い社宅だった。
住みはじめて少したつといろんなことがみえてきた。

ホントかどうかは定かではないが・・・

A棟は、Aリート(エリート)が入る。
  →海外からの帰国世帯やすでに留学済み、東京からの赴任者の世帯
B棟は、B(べ)つに…が入る。
  →関西出身でありながら赴任先からの出戻り世帯

という噂があった。
そういえばそんな感じで・・・うちは一応(その分類どおり)A棟だった。

(注:2007年の現在、B棟でも出世している人は数多くいる!)

A棟とB棟の間にはみえない壁が存在した。
「コトバの壁」である。

社宅のおそうじのときなどこの「コトバの壁」戦争が勃発する!

まず「なおす」

A棟は・・・直す、修理する
B棟は・・・片付ける

B:「このほうき、なおしといて~」
A:「???…え~どこ直すんだろう?」
  「どっかこわれてんのかな???」

 
「えらい」

A棟は・・・偉い
B棟は・・・たいへん、とっても、疲れる

B:「今日はホンマ、えらかったなぁ~」
A:「そんなにほめられるとうれしいですぅ~!」
B:「???・・・」

ともあれ、ここは関西!

「コトバを直すのって、エラクえらいけど
 そんな私たちってエラク偉いわよね~。」

・・・とかいいながら、A棟の人間はB棟の「コトバ」に
寄り添えるよう、日々努力の“冷や汗”を流すのであった。


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2 Comments

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fujiminoさんへ (ニーナ)
2007-04-19 17:38:59
大学時代、地方出身の友達がいる女子寮を訪ねた際、
いろんな方言が飛び交っていて驚いたことがあります。
関西弁もいろんな地方によって特徴があるみたいで
10年もいると「この人は神戸の人だな」とか「この人はもしや尼崎?」なんて聞き分けられるようになってしまいました。
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多少の誤解はあっても (fujimino)
2007-04-19 16:57:25
関西弁はどうにか通じるから良いですね。
同じ日本でも、時として何を言っているのか皆目分からない時がありますから・・。

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