B型的合コン物語

　　　　　　　　　　＜１００％端っこからは食べない・・・だろうB型。＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　
前もお話したが、
私の友人にはＢ型の女が多い。

その日のノリがすべてを決め、
そのときのテンションがいつまでも続くとは限らない。

そんなギリギリを愛する人間が多いのである。

学生だったころのある日、
友人のお兄ちゃんルートから合コンの話が舞い込んだ。

「いいんじゃな～い。行こうよ～。」

その日はたまたまヒマだったのだ。

その会場まで電車に乗ってでかける私たち。
「どんな顔の人たちだろう～？」

それなりにワクワクしていたはずだった。

ところが、
「こ～んな顔だったらどうする？」
両手で顔をはさみ顔をぐちゃぐちゃにしてみせる約１名。

今流行の「造顔マッサージ」も真っ青なテクニックである。

比較的すいてる車内だったのをいいことに
私たちは「造顔マッサージ的変顔大会！」にいざ、突入～！。

「こ～んなのだったら？」

「こんなのどう～？」

「私なんて、こ～んな顔、できちゃうよ～ん。」

「私だって～！見てみて！」

方向がカンペキに狂いはじめる私たち。
ギャハハハハ～！！おなか痛～い～！（笑いすぎ）

ありえない顔をして楽しむ年頃の女の子たちにドン引きの車内。

そして・・・
ハタと気がつくと、

じーっと私たちをみている男の集団が・・・。

まさか、まさか・・・・ね。

「同じ電車に乗ってるなんてこと・・・ある？」
「ないと思う・・・けど。」
「そうよ、そうよね！」

ところが・・・・その男集団がお兄ちゃん経由の合コン相手だったのである！

かなり引いてる男集団・・・。

突然、意気消沈する私たち。

とんでもなく暗～い合コンの幕開けとなってしまった。
（そりゃ、そうだ・・・。）



ところが・・・、（なかなかいい人たちだったようで～）
「さっきの顔、面白かったけど、オレのもどう？」

と、ものすごい顔をしてみせてくれた約１名が現れた。

ギャハハハ～！すごい顔だ～！

あたたかくも大きな気持ちで私たちを迎えてくれた彼らに
人見知り改め、旧知の仲バージョンになる私たち。

またまたテンションは最高潮へと登りつめ・・・
はじめて会ったとは思えぬほどの盛り上がり！

その合コンは
とんでもない「造顔マッサージ的変顔大会！」へと
発展していったのであった。

翌日、
「顔、痛～い。」とむちゃくちゃな文句が出るなか、
友人のお兄ちゃんからのコメントが届く・・・。



「お前ら、もういい・・・・。」



　　　　　
　むか～し、むかしのお話です～♪オッホッホッ～♪
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