もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

蹴りたくなる背中

2007-04-24 | 母親ネタ
春たけなわ、若葉がまぶしいこの季節に
長男の学校ではいわゆる文化祭が催される。

冬の間、あたためてきたエネルギーを
ここで一気に爆発せしめむとする彼らの意気込みが
そのパンフレットからひしひしと伝わってくる。

もちろん長男も(詳しくはマル秘だが)
もんのすご~く張り切っている。

そんな彼をみているとこちらまで
ワクワク、ウキウキしてきてしまう。



ところで長男の学校の文化祭。
老若男女、実にさまざまな人が訪れる。

その中でも特に目につくのが
休日なのに休日なのに休日なのに!
学校の制服を着て訪れる女子学生の姿。

なぜ、制服でわざわざ訪れるのか?
はなはだ疑問である。

ついでにいうと
自分(私)の母校の女子学生が
あの(私も着た)制服を着て来ている!

これにはおばちゃん ムッ!である。



今はあるかどうかわからんが、
昔、私の学校には
「礼法」の時間というものがあった。


「礼法」の先生は厳しい先生で
事あるごとにおっしゃっていた。


「あなた方の着ている制服はただの着物とは違います。

 今まで築いてきた“伝統”の上に今、現在があることの
 “象徴”であることを忘れてはなりません。」

「当然、街を歩いていれば何千、何万といる先輩方が
 あなた方の制服姿を見ておられます。

 その名に恥じぬ行動 を心がけるように。」

当時はなんだか胡散臭くて相手にしていなかった
コトバが今になって響いてきたりする。


その制服を着ることができる「誇り」。
・・・それはわかる。

でも、制服は「ブランド品」じゃない

蹴ったりしないよ~。
だけど、卒業生のおばちゃんの目は厳しいゾ!

・・・とだけ言っておこう。


打って変わって、我が家の長男。
その日が来るのが、楽しみで待ち遠しくて仕方がない様子。

さてさて、今年はどうなりますことやら・・・?





 

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4 Comments

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綿矢りさ (fujimino)
2007-04-24 16:09:46
「綿矢りさ」さんの「蹴りたい背中」をもじったのかな。
そう思って書きますね。

主人公の長谷川初実が蹴りたい背中と感じた無防備な男友達、ニーナさまが蹴りたくなった女子高生の無防備な背中。
なんと無くわかる気がします。
無防備って、危険なものに対する構えと思われ勝ちですが、決してそれだけでは無く、礼儀もそして、名に恥じぬ行動も無防備では出来ない行動なのかも知れませんね。

彼女たちの心をリセットして、ニーナさまの心をインストールする必要があるのかも・・・・(笑)

ちょっと洒落てみました。
「綿矢りさ」さんの2作目は「インストール」でしたので(笑)
返信する
fujiminoさんへ (ニーナ)
2007-04-24 22:25:38
そうですね。
無防備な女子学生。制服のブランド化は思春期特有の
「強がり」の表れかもしれませんね。
なんせ「さびしさは鳴る」のですから・・・。(笑)

大人である私たちはベクトルの違う息子たちや彼女たちの感性やエネルギーをいかにして受け止めるかが大きな課題かもしれませんね。

それにしても fujimino さんの幅広い知識、いつもいつも驚かされます!
返信する
別に広くはありませんよ (fujimino)
2007-04-25 23:48:38
偶然、彼女の本を読んだ事があっただけのことですから(笑)

話は変わりますが、女子校の制服はデザインが素敵な物が多く、その為か、学校から帰ってきて、違う女子校の制服で遊びに出かける女の子も多数いるようですね。
返信する
fujiminoさんへ (ニーナ)
2007-04-26 17:43:37
最近は少子化の影響か、制服のデザインでアピールしている学校もあるとききますね。
女の子の制服への憧れはただならぬものがあるのでしょう。

しかしながら我が母校は“伝統”の名のもと、あまり変化を好まないようです。
スカート丈は変化しているようですが・・・。(笑)
返信する