ここ数日、私がもっとも苦手とする演劇イベントLINX'Sに秋津食堂で入ってました。
LINX'Sに限らず演劇イベントの何が苦手かと言えば、落ち着いて作品を観る事が出来ない事。
ショウアップされ過ぎて、結局何を観せたいのかわからなくなって
純粋に演劇を楽しめない。
前回は観客で観に行って、ステージ上だけで盛り上がっているような空気に
距離感を感じてしまって。
最後にみんなでテーマソングを歌うのだけど、それもなんだかよくわからない。
その団体を知ってもらいたいと言うプロデューサーの気持ちはわからなくはないし
その時は、知らない劇団を知る事も出来て(笑の内閣とかね)、運用の仕方はどうであっても
自分の好みじゃなくても、これはこれでいいのかと思って、全否定はやめようとしたんだけど
その後に出て来る、まわりの不満の声があまりにも多く、石田1967さんに会うと
いつも説教モードになってしまってて(苦笑)
だから出来るだけ関わらないように避けていたのだけど、
今回は何かとお世話になっているほこきくんの頼みなので仕方なく・・・
今回も分刻みのスケジュールに、スタッフも出演者もてんてこまい。
いかにみんなに気持ちよく舞台に立ってもらえるか。
何を工夫したらスタッフが食事を取れるのか。
色々考えたけど、結局あんまり出来なかったなー、と。
毎日、石田1967に怒り、ほこきくんに怒り、あーもーって(笑)
怒りまくってそれで疲れちゃう。
でも、今回も本当に素敵な出会いをさせてもらいました。
出演者の一人、今人君が「おかあさん」と呼び始めたのでみんなも「おかあさん」。
一度に数十人の娘や息子が増えてしまいました。
その中でも、今人くんが代表の梅棒のみんなが、本当に本当の息子みたいでした。
いつもの楽屋の半分を食事スペースに、その半分が梅棒の控室になっていたので
一緒に居る時間も長いし、疲れてお昼寝してる姿や、出演後、みんなでビデオ観ながら
問題点や気になる所をチェックする真剣な姿や、故障もしてて痛いはずなのに
いつもみんな笑顔で。
その子達がいつも
「おかあさん、行ってきます」「おかあさん、お腹空いた」「おかあさん、ただいま」
って言うので、そりゃ可愛がりたくなるさ、ほんと。
息子と言うには、みんな大きいし、私も一応28歳なので(笑)そんなに違わないのに。
彼らのステージは本当に良い作品で、身体の表現だけでこんなにも人を感動させられるのか
と、改めて思いました。
相方もパントマイムをしているので、身体表現の良さは知っているつもりだけれど。
ストーリーがちゃんとあるダンスって素敵。
個々の技術も相当なものだけど、そこから滲み出る心の表現力も素晴らしかった。
ひいき目でもなんでもなく、心からそう思う。
他に素敵な作品も沢山あったし素敵な出会いもあったのだけど、それはまたいずれ。
あとね、今回嬉しかったのはみんなが小屋を出る時に
「ごちそうさまでした!」って言ってくれるの。
なんだか照れくさい。
それとね、バラシ終わって大体片付いた時に梅棒の子が素敵なプレゼントをくれたの。
「ここに梅が入ってるからね。」って。
ほんとにありがとうね、みんな。
結果、なんだかんだ言ったけど、いい現場になったのでした。
出演者、スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした。


今日は友人の結婚パーティーで料理担当です。
このエプロンで行こうと思います。
でもって明日はねをぱぁくプロデュース『Virgin×7』vol.5!
みなさま、観に来てね。