今日の聞き取りは、釜石消防団第6分団第4部の柏崎正人氏。
発災時は鵜住居川河口付近にかかる国道45号の橋の上に車に乗っていた。大揺れが納まると同時に、消防団員として防潮堤の水門4基を閉めに走った。 わずか15~20分の間に防潮堤を越える津波が襲った。瞬時のことであり、危うく高台に逃れることができた。
遺体の搬出、山火事の鎮火、山の中で2泊もした避難者の避難所への誘導・・・消防団自身は1週間も野外、焚火で暖をとって夜も過ごし、救助活動に身体と命をまさしく張って過ごした。 釜石では消防団員14名、消防員が公務で9名亡くなった。
実際の被災現場、活動現場を目の前にして1時間あまり語って頂きました。
そして、ボランティアセンターに戻り、さらに1時間以上、当時の活動の様子を振り返って頂いた。
初動時に私たちも経験したことだが、 まず、通信手段が途絶えたこと、車両燃料が尽きたことが、初動活動でもっとも困難に拍車をかけたことであったとのことでした。
(高木)