知り合いから次のような質問を受けました。
「ツアー会社が企画する被災地ツアーに誘われたのですが、このような時に物見遊山的に参加していいものでしょうか?」
私はこう思います。
沿岸被災地は復旧から復興への道を歩んでいます。私はそろそろ観光目的でも許されるというか、行くべき時期に入っていると思います。お土産物の開発や飲食店も再開が被災地の真ん中でも始まっています。売り上げがないことには続きません。
また、瓦礫の処理受け入れが各地で話題というか、社会問題になっています。 持って行き場所がない、処理施設がない状況下で海岸のそばに巨大な山が放置されています。その山がどのようなモノかも是非直接見て頂きたい。その上で、各個人がご自身の見解を持って頂きたいと思います。
焼け野原のようになっている災害の爪痕はひとりでも多くの人が自分の目で見て実感することが必要だと思います。特に防災担当の地方行政職員には個人でも行って、実態を見てもらいたい。 海岸地域の商工会の人も地域住民も、今の被災地をひとりでも多くの方が機会があれば見てほしいと思います。
道路も問題ありません。個人のドライブ旅行でもいいと思います。
現地を見て、お土産を買って、立ち上がった食堂でご班を食べて、復旧した宿やホテルに泊まることは、復興支援となると思います。
高木晴光