日本四人将棋連盟

創立11周年
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皇帝戦初防衛戦の心境

2019年04月23日 | コラム
大学生となり、環境が変わったこの春。
遂に初の防衛戦、第9期皇帝戦が行われようとしている。
大学受験が終わり、予選から挑戦者決定戦まで全てリアルタイムで観戦し中田君と検討していた。

脱線するが、少し中田くんとの話を。今でも稀に構想について検討会をする。
大学生となった彼の今の環境ではなかなか対局をこなすことは難しいようで、引退した要因もそれだ。
私も、それについては色々相談を受け話し合った結果なので致し方ないことだと思っている。目標に向かって、これからも頑張って欲しい。検討会だが、竜也αくんも、元はメンバーに入っていた。が、職を変えた数ヶ月後彼と連絡が未だとれず、彼の親御さんに電話してみたところ多忙を極めているようだ。二人とも私より2つ年上なのだが本当に優しく中田くんについては家族のように慕ってくれているので本当に嬉しい限りだ。

話を戻すのだが、簡潔に述べると最近、また対局が全く出来ていない。
竜帝戦の挑戦者決定戦敗者復活戦以降、また指せていないのだ。中田くんの引退を決意する気持ちが今ならとてもわかる。
大学がスタートし、講義などの関係で21時近くまで大学に居ることもしばしばで、他にも様々な要因が重なり帰宅が24時を過ぎることも最近ある。多忙だからといって、対局を怠けていい訳には決してならないし、タイトルホルダーとして今の生活は非常に示しのつかない状態なので少しずつ改善していきたい。

皇帝戦は、私の中で『新構想で勝つ』というマイルールがある。実際、前期の皇帝戦では『抜刀銀戦法』と、戦法としては公式に認められていないが『逆刃刀戦法』で初奪取・中司九段の727日にも及ぶ七冠伝説に一時的に終わりを告げさせることが出来た。 タイトル戦というのは、進化を問われている大きな転機と私は思っている。

竜帝戦・皇帝戦 共にとても厳しく奪取・防衛共に困難を極めると思うが「永世称号」を獲得することを目標としているので頑張っていきたい。

日本四人将棋連盟
水嶋快斗 皇帝

竜帝戦挑戦とその背景

2019年04月22日 | コラム
初参加出場の第73期竜帝戦ですが、8月24日に行われた第73期棋帝戦予選B卓以降、全く対局をしておらず、その時の順位も1局目は3位、2局目は2位と中途半端で2局目では緩手の連発で不甲斐ない結果でした。

大学受験など私事ではありますが多忙で、その中迎えた竜帝戦でした。
予選B卓では2位で敗者復活戦への切符を獲得したものの内容は決して良いものではなく命綱を渡る思いでした。
敗者復活戦は私の一門であり中田元二段門下で棋帝戦で猛威を奮ったガレゼくんと言わずと知れた強豪あるきびと雷帝と超孤軍派で力強い指し回しの綾崎八段と私の4人。正直なところ、「敗退した。」と思いました。
全く指していない私と違い、御三方は日頃から指されているので、負け試合と思いつつ指そうと迎えた対局日、綾崎八段の不参加で大きく変わりCPU代指に。CPUが入ると、やはり大きく局面が変化し、読めない対局展開となり結果奇跡的に最後の1枠を手にすることが出来ました。

挑戦者になった以上、敗退された方の分まで悔いの残らない対局をしたいと思います。

日本四人将棋連盟
水嶋快斗 皇帝

ワガママな四人将棋を目指して

2019年04月14日 | コラム
四人将棋は通常の将棋と違い、相手が3人いますので、3人の状況を観察し、駆け引きすることが多くなります。
しかし、3人の指し方に合わせて自分の指し方を決めるのは、心の自由を重んじる私の人生観にそぐわないものです。
誰がどう動こうとも、自分は純粋な自分でありつづけるのがあるべき姿ですが、今までは勝率を優先し、自己主張のない四人将棋ばかり指してきました。
今後は、自分独自の戦法や構想を練り、3人の顔色をうかがわない四人将棋を追求したいと思います。

日本四人将棋連盟
あるきびと 雷帝

古参の指せる四人将棋とは

2019年04月12日 | コラム
連盟創設から六年半が経つ。その間に棋士の腕は上がっている。
この所、本当に勝てない。
主流の戦型はコロコロ変わっている。
そこで最も求められるのは、柔軟性だ。
例えば、地下鉄飛車の対策は、とっても簡単だ。
左の歩を突けば終わり。破壊力で一世を風靡した地下鉄が衰退したのは、中段飛車を活かす天守閣玉が原因だった。
恐ろしい戦法だ。しかし、天守閣玉もコビンを狙う新しい戦法に押されている。
もちろんルールも変わっている。一位を取るか、撃破点を取るか。柔軟な対応が求められる。
私と四人将棋は、気付けば五年半の付き合い。
強い棋士が増え、棋界は混沌としている。もう、あぐらはかけない。
第73期竜帝戦、第9期皇帝戦の予選を通過できた。
このチャンスは逃さない。古参として、若手に先を越される気は、皆無だ。

日本四人将棋連盟
岸亜双 八段

今後のタイトル戦へ向けて

2019年04月11日 | コラム
竜帝戦では、丁寧な指し回しをしていきたいと考えています。
自分の得意分野は八方美人からの1位なので、今回もそれを目指してやっていきます。
ただ、旭帝戦は防衛側という立場上、そういった指し回しは通用しないでしょう。
場面に合わせ、臨機応変に対応していきたいです。

日本四人将棋連盟
TT 旭帝

挑戦者決まる

2019年04月08日 | 棋界情報
第9期皇帝戦挑戦者決定戦が4月5日に行われ、
中司帝王・天帝、あるきびと雷帝、岸亜双八段が水嶋皇帝への挑戦権を獲得しました。

下記が最終結果です。
1位 中司帝王・天帝 岸亜双八段 9pt
2位 あるきびと雷帝 6pt
3位 TT旭帝 -1pt
4位 りんじん初段 -3pt

第9期皇帝戦挑戦者決定戦

2019年04月05日 | 新着棋戦情報
第9期皇帝戦挑戦者決定戦の結果です。
これにより、中司帝王・天帝と岸亜双八段とあるきびと雷帝が水嶋皇帝への挑戦権を獲得しました。
※第2局は持将棋となり、同点だった為、同率2位となりました。

第1局結果内容(135手まで)
1位岸亜双八段(5pt)
2位あるきびと雷帝(1pt)
3位りんじん初段(0pt)
4位TT旭帝(-1pt)



第2局結果内容(250手まで)
2位あるきびと雷帝(4pt)・TT旭帝(0pt)
3位中司晃貴帝王・天帝(0pt)
4位岸亜双八段(3pt)



第3局結果内容(188手まで)
1位中司晃貴帝王・天帝(5pt)
2位岸亜双八段(4pt)
3位りんじん初段(0pt)
4位あるきびと雷帝(3pt)



第4局結果内容(169手まで)
1位岸亜双八段(9pt)
2位中司晃貴帝王・天帝(6pt)
3位TT旭帝(0pt)
4位りんじん初段(-2pt)



第5局結果内容(186手まで)
1位中司晃貴帝王・天帝(9pt)
2位あるきびと雷帝(6pt)
3位りんじん初段(-3pt)
4位TT旭帝(-1pt)


明日から第9期皇帝戦挑戦者決定戦

2019年04月04日 | 棋界情報
4月5日より、水嶋皇帝への挑戦者を決める第9期皇帝戦挑戦者決定戦が始まっていきます。
どんなドラマが待ち受けているのかお楽しみに下さい!

対局の組合せは下記の通り。
※対局者の都合上、対局順は前後するかもしれません。

第1局 中司晃貴帝王・天帝vsあるきびと雷帝vsTT旭帝vs岸亜双八段
第2局 中司晃貴帝王・天帝vsあるきびと雷帝vsTT旭帝vsりんじん初段
第3局 中司晃貴帝王・天帝vsあるきびと雷帝vs岸亜双八段vsりんじん初段
第4局 中司晃貴帝王・天帝vsTT旭帝vs岸亜双八段vsりんじん初段
第5局 あるきびと雷帝vsTT旭帝vs岸亜双八段vsりんじん初段

次のタイトルホルダーへ

2019年04月04日 | コラム
私が日本四人将棋連盟に入会した2月20日。
入会した当初は、約一カ月後に新人王戦を制すことになるとは、思ってもいませんでした。
前期の新人王戦の優勝者、2位は、共に後にタイトルホルダーとなり、まさに新人王戦は四人将棋連盟の登竜門と言っていいでしょう。
その新人王戦を私が制したからには、タイトル獲得への道へ、進む努力をしなければならないと思っています。
まずは、次のタイトル戦、旭帝戦へ向かっていきます。

日本四人将棋連盟
ioru 新人王

第5期新人王戦特別記念対局のお知らせ

2019年04月01日 | 棋界情報
この特別記念対局(非公式戦)は新人王がタイトル保持者と対局します。
第5期新人王戦特別記念対局でioru新人王はあるきびと雷帝、水嶋皇帝、TT旭帝に挑戦します。
解説は中司帝王・天帝が担当します。
競技ルールは一局戦ポイントありの計4局行います。

対局日については後日発表致します。