どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ことば

2007年06月01日 13時21分56秒 | 懐かしい旅の記録
 過去の記憶・記録を辿ると、息子が行けなかった中国旅行は2002年の10月だった。
ツアーは関空発で北京・西安・桂林・上海を8日間で廻る旅であった。あらためて地図を見ると広い範囲を駆け巡ったものだと思う。移動は飛行機だったのでタイヘンという意識は無かった。ニ連泊だったのでそう感じたのだろう。

 その数年前のこと、妻と台湾旅行したとき店に入ってオバサンに品物を指させて”トーシャオチェン”とガイドブックに出ていた言葉をふりがな通りにカタカナ読みで言うた。オバサンは怪訝な顔をしているのでもう一度繰り返した。しかし結果は同じ。しょうがないので”いくら?”と訊くと日本語で答が返ってきた。妻は大笑いするので私の面目丸つぶれ。
こんなカンタンな会話すらできなかったのでそれ以来中国語を触ることはしなかった。

 付け刃てきにであってもガイドブックで現地語を覚えて、現地で使ってまるっきり通じなかったのは中国語だけだ。バリ島でもマニラでのタガログ語でも通じたのに台湾はダメだった。このような苦い経験があるので中国へ行った時も言葉の勉強は諦めていた。”いくら?”という現地の言葉を知らなくてもボディラングェージでどうにかなるし、値札が付いている店も多い。
マガイものの土産品を売るために要らないモノまで「センエン、千円」と煩く言い寄ってくる人が大勢いるので、こちらから値段を訊く場面は少なかった。又お土産品はガイドが連れて行く専用の店で買わされるのが通例である、そういう店は日本語が通じる。

 ある時夕食後にホテルの近くを歩いていると、道端に椅子とテーブルを並べた食堂のオニイチャンが”何か食べていけ”という雰囲気で威勢良く言うてきた。食事も済んだところなので「ちゅふぁーら クァッチー・・・」と冗談交じりに言うと、”ちゅふぁーら・・チュファーラ、チーパウラ”と納得したような顔をした。

 そうか「ちゅふぁーらとは吃飽了(chi1 bao3 le)」が訛ったのかと私のほうが納得した。意味もほぼ同じ”おなかイッパイ=満腹”です。翌日ランチが済んでから店のマネージャーに使ってみると聞き返されたが通じた。
 オキナワは昔から外国語が入って方言化した言葉ある。これは他の地方・全世界的にある現象でしょう。オキナワだけではないにしても、私が方言で返したら通じたので嬉しかった。ほかにもある闘鶏用の鶏をタウチーと呼んでいる、これは闘鶏(dou4 ji1 )と同じでしょう。

 帰ってから友人に方言が中国で通じた事を話し、それをネタに「我們喝了酒」
  --------
お礼
 トラックバックとコメントとどう違うのかも分かりませんが、どなたかが電子辞書についてトラックバックしてくださいました。
http://denshi.blog.shinobi.jp/

参考になります、ありがとうございました。
昨日大型電気店で現物を見てきました、けっこう高いものなんですね。