No.565 2011/11/18作成
Rhea, Rings and Dione - False Color Image
NASAの土星探査機カッシーニが1月11日に土星の衛星レアに接近しました。
この画像は狭角カメラで撮影したものですが、紫外線、緑色光、赤外線で撮影された画像を疑似カラー合成してみました。
画像の下側には手前にある衛星レアの地表が写っています。
その向こう側にはリングが、さらにその向こう側には衛星ディオネが見えます。
レアは直径1528kmの大型の衛星で、土星の衛星の中ではタイタンに次いで2番目に大きな天体です。
ディオネは直径1180kmで、こちらも比較的大型の衛星です。
この画像で、ディオネの左半分の地表は暗く、明るい帯状の地形が見られます。
この帯状の地形は、過去の地殻活動によって作られたと考えられています。
一方、右半分の地表は明るく、一面クレーターで覆われています。
このように、ディオネの地表は特徴の異なる2つの面を持っています。
一方、レアにも同じような暗い面と、明るい面とがあります。
この画像では後者の明るくクレーターが多い地表のみが見えています。
2つの衛星の外観はよく似ていますが、どうして片側だけが暗い物質で覆われているのかなど、まだまだ謎の多い天体です。
恐らくは外からやってきた黒っぽい物質が表面に降り積もったものと考えられます。
さらに、過去の塵や電磁場などの観測から、レアの周囲にはリングやディスク、ハローが存在する可能性も指摘されています。
いずれもまだ直接観測はされていません。
今回の接近は、そのようなハローやディスク、リングの有無を確認する目的もありました。
元の画像:NASA/JPL提供
Rhea, Rings and Dione - False Color Image
NASAの土星探査機カッシーニが1月11日に土星の衛星レアに接近しました。
この画像は狭角カメラで撮影したものですが、紫外線、緑色光、赤外線で撮影された画像を疑似カラー合成してみました。
画像の下側には手前にある衛星レアの地表が写っています。
その向こう側にはリングが、さらにその向こう側には衛星ディオネが見えます。
レアは直径1528kmの大型の衛星で、土星の衛星の中ではタイタンに次いで2番目に大きな天体です。
ディオネは直径1180kmで、こちらも比較的大型の衛星です。
この画像で、ディオネの左半分の地表は暗く、明るい帯状の地形が見られます。
この帯状の地形は、過去の地殻活動によって作られたと考えられています。
一方、右半分の地表は明るく、一面クレーターで覆われています。
このように、ディオネの地表は特徴の異なる2つの面を持っています。
一方、レアにも同じような暗い面と、明るい面とがあります。
この画像では後者の明るくクレーターが多い地表のみが見えています。
2つの衛星の外観はよく似ていますが、どうして片側だけが暗い物質で覆われているのかなど、まだまだ謎の多い天体です。
恐らくは外からやってきた黒っぽい物質が表面に降り積もったものと考えられます。
さらに、過去の塵や電磁場などの観測から、レアの周囲にはリングやディスク、ハローが存在する可能性も指摘されています。
いずれもまだ直接観測はされていません。
今回の接近は、そのようなハローやディスク、リングの有無を確認する目的もありました。
元の画像:NASA/JPL提供
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