No.252 2006/3/19作成
Titan's Medium Resolusion Mosaic
これは3月10日にNASAの土星探査機カッシーニが土星最大の衛星タイタンに接近したときに撮影された画像をもとに作ったものです。
23~28万kmの距離から撮影された56枚の赤外線画像を処理・合成し、モザイク画像にしてみました。
ただし実際には処理の過程でさらに数十枚の画像を利用しました。
(はっきり言って、これまでで最も手が込んでますw)
タイタンは窒素を主成分とする厚い大気に覆われており、もやのせいで可視光線では地表の様子を見ることができません。
そのため、吸収されにくい特定の波長域の赤外線でしか、地表の様子を撮影することはできません。
今回撮影された地域は北半球の中~高緯度地域で、昨年までは詳しい観測が行われていない地域です。
最近、カッシーニは土星の赤道面(≒多くの衛星の軌道面)から離れた軌道をとっており、そこから土星やタイタンの極地方の観測が行われています。
その結果、タイタンの北半球では数多くの湖の存在や、高層に北極地方を覆う巨大な雲があることもわかっており、この地域の今後の観測に注目が集まっています。
引っ掻き傷のような模様や、蜘蛛状の模様、明るい線状の地形など、これまで知られていなかったような地形が多数写し出されています。
詳しい解説はオリジナル画像No.253 http://blog.goo.ne.jp/new_petty75/e/7c21e94e337a4f7d0febcbc9720a5786を参照して下さい。
元の画像:NASA/JPL提供
Titan's Medium Resolusion Mosaic
これは3月10日にNASAの土星探査機カッシーニが土星最大の衛星タイタンに接近したときに撮影された画像をもとに作ったものです。
23~28万kmの距離から撮影された56枚の赤外線画像を処理・合成し、モザイク画像にしてみました。
ただし実際には処理の過程でさらに数十枚の画像を利用しました。
(はっきり言って、これまでで最も手が込んでますw)
タイタンは窒素を主成分とする厚い大気に覆われており、もやのせいで可視光線では地表の様子を見ることができません。
そのため、吸収されにくい特定の波長域の赤外線でしか、地表の様子を撮影することはできません。
今回撮影された地域は北半球の中~高緯度地域で、昨年までは詳しい観測が行われていない地域です。
最近、カッシーニは土星の赤道面(≒多くの衛星の軌道面)から離れた軌道をとっており、そこから土星やタイタンの極地方の観測が行われています。
その結果、タイタンの北半球では数多くの湖の存在や、高層に北極地方を覆う巨大な雲があることもわかっており、この地域の今後の観測に注目が集まっています。
引っ掻き傷のような模様や、蜘蛛状の模様、明るい線状の地形など、これまで知られていなかったような地形が多数写し出されています。
詳しい解説はオリジナル画像No.253 http://blog.goo.ne.jp/new_petty75/e/7c21e94e337a4f7d0febcbc9720a5786を参照して下さい。
元の画像:NASA/JPL提供
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