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イアペタスの断崖(擬似カラーモザイク画像)強調バージョン

2007-09-22 12:33:30 | オリジナル画像
No.280 2007/9/22作成

Canyons on Iapetus (False Color Mosaic) enhance version

拡大画像はこちら↓(Credit:NASA/JPL/new_petty75)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c2/a78ac98e2cf6165ebccb234a71e0da4f.jpg

NASAの土星探査機カッシーニが9月10日に土星の衛星イアペタスに接近しました。
この画像は、そのとき赤外線、緑色光、紫外線で撮影された画像を擬似カラー合成し、さらに複数の擬似カラー画像を組み合わせて作ったモザイク画像で、色の違いを強調する処理も加えています。
一部モノクロ画像も使っています。

イアペタスの地表は、明るい物質(氷)で覆われた部分と、表面に黒い炭化水素のちりが降り積もっている部分からなります。
この画像にも、やや茶色っぽい暗い物質がクレーターの内部などにみられます。
また、いくつかの亀裂のような地形もみられ、過去の地殻活動の跡だと考えられます。
また、これらの亀裂にも暗い物質が堆積しています。

イアペタスは直径1436kmで、土星の衛星の中では3番目に大きな衛星です。
イアペタスには赤道に沿って一直線に走る巨大な山脈があり、イアペタスの内部が冷えて収縮したときにできた地形だろうと考えられていますが、詳しいことはまだよくわかっていません。

元の画像:NASA/JPL提供


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