日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、今日午前9現在831万8520km離れたところにあり、直実に地球に接近してきています。
明日朝には800万kmを切ります。
軌道修正TCM-2も3日目となりました。
TCM-2は、「はやぶさ」の軌道をより地球のそばを通る軌道へと変更するために行われています。
軌道修正前、「はやぶさ」は地球の夜側を通り抜ける軌道をとっていました。
地球大気圏に突入させるため、軌道を修正して地球表面に接するような軌道に乗せなければなりません。
そのための軌道修正が今回のTCM-2です。
現在の「はやぶさ」の軌道と位置関係では、軌道を地球に近づけるためには、太陽の方向に向かって加速しなければなりませんでした。
ところが、探査機の側面にイオンエンジンが固定されている構造上、太陽電池パネルの面に平行な方向にしか加速できません。
エンジンを動かす電力を得るには太陽電池パネルを太陽の方向に向けなければなりませんが、これでは太陽の方向へ加速することは不可能です。
そこでTCM-2では、太陽電池パネルを太陽の方向からわずかに傾けることによって、加速の方向を太陽方向に垂直な向きよりもわずかに太陽方向に傾けることができ、結果として太陽方向に加速することができます。
しかしこれでは、同時に(太陽方向に垂直な)進行方向に向かって加速することにもなります。
そのため、「はやぶさ」はTCM-1という減速を前もって行っています。
前回のTCM-1と今回のTCM-2の2回にわたる軌道修正をセットで行うことによって、最終的には太陽方向に加速させ、地球表面に接するような軌道へと誘導することができるのです。
明日朝には800万kmを切ります。
軌道修正TCM-2も3日目となりました。
TCM-2は、「はやぶさ」の軌道をより地球のそばを通る軌道へと変更するために行われています。
軌道修正前、「はやぶさ」は地球の夜側を通り抜ける軌道をとっていました。
地球大気圏に突入させるため、軌道を修正して地球表面に接するような軌道に乗せなければなりません。
そのための軌道修正が今回のTCM-2です。
現在の「はやぶさ」の軌道と位置関係では、軌道を地球に近づけるためには、太陽の方向に向かって加速しなければなりませんでした。
ところが、探査機の側面にイオンエンジンが固定されている構造上、太陽電池パネルの面に平行な方向にしか加速できません。
エンジンを動かす電力を得るには太陽電池パネルを太陽の方向に向けなければなりませんが、これでは太陽の方向へ加速することは不可能です。
そこでTCM-2では、太陽電池パネルを太陽の方向からわずかに傾けることによって、加速の方向を太陽方向に垂直な向きよりもわずかに太陽方向に傾けることができ、結果として太陽方向に加速することができます。
しかしこれでは、同時に(太陽方向に垂直な)進行方向に向かって加速することにもなります。
そのため、「はやぶさ」はTCM-1という減速を前もって行っています。
前回のTCM-1と今回のTCM-2の2回にわたる軌道修正をセットで行うことによって、最終的には太陽方向に加速させ、地球表面に接するような軌道へと誘導することができるのです。
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