お気づきでしょうか。
アメリカのキャンベル国務次官補が、ここ数日、
積極的に日本にメッセージを送っています。
石破政調会長と会見し、日本の報道各社の取材を連日のように受けています。
小沢幹事長の訪米も要請しました。
政府の人間以外を呼びつけるというのは、異例のことです。
…これは相当怒っていますね。
5日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、鳩山政権の現状と普天間問題で「(鳩山首相が)米軍基地問題の論争の引き金を引いただけでなく、昨年までに結論を出すといって先送りし、オバマ大統領を公私にわたって裏切った」と民主党側を批判しています。
(1)「日米同盟を続ける気があるのかどうか、はっきりしろ!」
(サーチナ 1月8日より)
米国国務省で東アジア・太平洋政策を担当するキャンベル次官補は7日、日本に対し「日米同盟を重視し、安全保障について引き続き米国と密接に協力することを改めて確認してほしい」と求めた。中国国際放送局が伝えた。
キャンベル次官補はこの日、ワシントンで記者会見し、この中で「日米関係は安全同盟が基本である」とした上で、日本政府に対して「引き続き米国と密接に協力する意欲があるかどうか、明確に示してほしい」と要求した。
(2)小沢幹事長の訪米要請-国務次官補
(時事通信1月9日より一部転載)
オバマ米政権の対日政策を担うキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は8日、時事通信との会見で、日米安全保障条約改定50周年を記念して、今月19日に日米両政府が声明を出す計画であることを明らかにした。また、米政府が交渉するのは日本政府代表だが、民主党の小沢一郎幹事長の「極めて重要な役割を認識している」と述べ、小沢幹事長の訪米を要請した。
◆
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長も、
産経新聞の単独インタビューに答えて、かなり厳しい調子で警告しています。
※ジョン・ハムレ…クリントン元米政権下の1993年から国防次官、97年から99年まで国防副長官を務めた。
要点を抜粋すると、
(産経新聞インタビューより一部引用)
(1)普天間問題抜きに、他の合意は困難
(2)鳩山政権に、交渉の歴史と記録を理解する時間ぐらいは提供してやろう
民主党は「普天間問題解決には時間がかかる」と言っているが、この問題は私が国防総省にいるときから約15年続いてきた。いま米側に求められる柔軟性とは、鳩山政権に交渉の歴史と記録を理解する時間を提供することだろう。
(3)新安保宣言をまとめるのは結構だが、別にどうしても必要というわけではない。
…日米安保条約改定50周年に際し「新安保宣言」をまとめるのは可能ではあるが、必要だというわけではない。米国よりも日本の側に問題点があるといえるだろう。「新安保宣言」をまとめることはこれまであいまいにしてきた憲法9条の解釈のあり方などに関し、日本国内で大きな議論を招くことになるからだ。
…集団的自衛権の行使を可能にする憲法9条の解釈変更に関しわれわれに異論はなく、日米間で摩擦を生むようなことにはならない。むしろわれわれは日米間のより緊密な軍事協力を促してきた。こうした議論をしたいのか、したくないのか判断するのは日本政府だ。
(4)民主党には期待できない(期待していない)
…日本の政治は変化している。野党となった自民党がより新鮮で若いとの印象を国民に与えるなら、成功を収めることもありうるだろう。
※文責:きのか
アメリカのキャンベル国務次官補が、ここ数日、
積極的に日本にメッセージを送っています。
石破政調会長と会見し、日本の報道各社の取材を連日のように受けています。
小沢幹事長の訪米も要請しました。
政府の人間以外を呼びつけるというのは、異例のことです。
…これは相当怒っていますね。
5日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、鳩山政権の現状と普天間問題で「(鳩山首相が)米軍基地問題の論争の引き金を引いただけでなく、昨年までに結論を出すといって先送りし、オバマ大統領を公私にわたって裏切った」と民主党側を批判しています。
(1)「日米同盟を続ける気があるのかどうか、はっきりしろ!」
(サーチナ 1月8日より)
米国国務省で東アジア・太平洋政策を担当するキャンベル次官補は7日、日本に対し「日米同盟を重視し、安全保障について引き続き米国と密接に協力することを改めて確認してほしい」と求めた。中国国際放送局が伝えた。
キャンベル次官補はこの日、ワシントンで記者会見し、この中で「日米関係は安全同盟が基本である」とした上で、日本政府に対して「引き続き米国と密接に協力する意欲があるかどうか、明確に示してほしい」と要求した。
(2)小沢幹事長の訪米要請-国務次官補
(時事通信1月9日より一部転載)
オバマ米政権の対日政策を担うキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は8日、時事通信との会見で、日米安全保障条約改定50周年を記念して、今月19日に日米両政府が声明を出す計画であることを明らかにした。また、米政府が交渉するのは日本政府代表だが、民主党の小沢一郎幹事長の「極めて重要な役割を認識している」と述べ、小沢幹事長の訪米を要請した。
◆
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長も、
産経新聞の単独インタビューに答えて、かなり厳しい調子で警告しています。
※ジョン・ハムレ…クリントン元米政権下の1993年から国防次官、97年から99年まで国防副長官を務めた。
要点を抜粋すると、
(産経新聞インタビューより一部引用)
(1)普天間問題抜きに、他の合意は困難
(2)鳩山政権に、交渉の歴史と記録を理解する時間ぐらいは提供してやろう
民主党は「普天間問題解決には時間がかかる」と言っているが、この問題は私が国防総省にいるときから約15年続いてきた。いま米側に求められる柔軟性とは、鳩山政権に交渉の歴史と記録を理解する時間を提供することだろう。
(3)新安保宣言をまとめるのは結構だが、別にどうしても必要というわけではない。
…日米安保条約改定50周年に際し「新安保宣言」をまとめるのは可能ではあるが、必要だというわけではない。米国よりも日本の側に問題点があるといえるだろう。「新安保宣言」をまとめることはこれまであいまいにしてきた憲法9条の解釈のあり方などに関し、日本国内で大きな議論を招くことになるからだ。
…集団的自衛権の行使を可能にする憲法9条の解釈変更に関しわれわれに異論はなく、日米間で摩擦を生むようなことにはならない。むしろわれわれは日米間のより緊密な軍事協力を促してきた。こうした議論をしたいのか、したくないのか判断するのは日本政府だ。
(4)民主党には期待できない(期待していない)
…日本の政治は変化している。野党となった自民党がより新鮮で若いとの印象を国民に与えるなら、成功を収めることもありうるだろう。
※文責:きのか