趣味のお部屋@nissy

インフレ紙幣や貨幣コレクションのページとしてリニューアルしました。過去の九州国道の旅編も完結し、毎日更新は終了です。

中国(清代) 康熈通宝 乾隆通宝 道光通宝

2021-03-18 00:03:00 | アジア
清の時代には10種の銅銭が発行されました。十帝銭とも呼ばれます。

それぞれ、
順治通宝(1644-1661)
康熈通宝(1662-1722)
雍正通宝(1723-1735)
乾隆通宝(1736-1796)
嘉慶通宝(1796-1820)
道光通宝(1820-1850)
咸豊通宝(1850-1861)
同治通宝(1862-1874)
光緒通宝(1875-1908)
宣統通宝(1909-1911)
となります。

中国では、古銭を御守りにする文化があり、特に清代の十帝古銭は人気のようです。
そのうち、こちらは康熈通宝、乾隆通宝、道光通宝の3種になります。






李氏朝鮮 常平通宝(当五銭)

2021-03-17 00:05:00 | アジア
李氏朝鮮時代に発行された常平通宝でしたが、1883年に財政難を解消するために当五銭が発行されました。
当五銭の価値は常平通宝の5倍とされましたが、当百銭とともに物価高騰をもたらしました。
裏面には左右に當と五が書かれており、上部には鋳造場所を意味する典が、下部には分類番号の十が描かれています。







中国(漢代) 五銖銭

2021-03-15 00:06:00 | アジア
中国では、紀元前後に「漢」王朝が支配していました。(紀元前206~8年に前漢、25~220年に後漢)
紀元前118年に、五銖銭が鋳造されました。当時の尺度で、質量が5銖(1銖≒0.67g)であったことが由来となっています。
この五銖銭は700年以上にわたって流通し、中国史上最も長く流通した貨幣となっています。




文久永宝 「真文」「草文」「略宝」

2021-03-14 08:47:00 | 古銭
文久永宝は、1863年(文久3年)から1869年(明治2年)にかけて製造された四文銭です。
なお、書体は3種類あり、銀座で鋳造された「文」が楷書の「真文」、金座で鋳造された「文」が草書の「草文」と「宝」が略字の「略宝」があります。

こちらが「真文」の文久永宝

「草文」

「略宝」

裏面は、青海波の11波で、四文銭を意味します。




寛永通宝(文銭、四文銭)

2021-03-12 00:16:00 | 古銭
江戸幕府は1636年(寛永13年)に、寛永通宝の鋳造を開始し、670年ぶりに政府による貨幣が復活しました。
寛永通宝にもいくつか種類があり、まず裏面に文字のない一文銭、裏面に文の字が入っている一文銭(文銭)です。これらは小判一枚(1両)に対し4000枚(4貫文)で交換されました。
なお、文銭は、1668年(寛文8年)に鋳造が開始され、15年ほど製造されました。1673年に年号が延宝となったため、それ以降は裏の文字なしで鋳造されました。
また、1739年(元文4年)頃には、銅の不足により鉄銭も鋳造されるようになりました。
1768年(明和5年)には裏面が青海波模様の四文銭も発行されました。四文銭も21波のものと、1769年(明和6年)から発行された11波のものがあります。鋳型からの抜けを良くするために変更されたものです。