☆ 5月13日(火)カクテルの日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆
5月13日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
プロの自覚
私は以前、寄席で短剣投げを見たことがある。それは、女の人を壁の前に立たせ、そのからだスレスレのところに次から次へと、二十本あまりの短剣を投げるのである。そのときに私は“これがプロだな”と感じた。わずかでも手もとが狂えば、人の命にかかわるのである。それを毎日毎日やり続けて一つの失敗もないというのは、実に大変なことである。しかし、それをやり遂げるのがプロである。
考えてみれば、サラリーマンの仕事でも一緒である。こういう厳しい境地に立って、はじめて一人前として給料がもらえるということであろう。今日のサラリーマンに要求されるのは、アマチュアではない“プロ”の仕事である。
【コラム】筆洗
2014年5月12日東京新聞TOKYOWeb
▼その数、千三百三種類。『ドラえもん』が単行本四十五冊の中で、おなかの「四次元ポケット」から、出した秘密道具ののべ総数という。用途が同じで名前が違う道具も含まれるというが、相当な数である
▼『ドラえもん』の全米でのアニメーション放映が決まった。ディズニー系列の放送局。ネズミ嫌いのドラえもんがミッキーマウスの会社と手を組むというのが面白い。政府のクールジャパン戦略はともかくとして米国でも、子どもの心をつかむことを期待する
▼米国向けに一部の設定などを見直すという。なるほど畳の部屋や押し入れは米国では通じないか。米国版だろうと忘れてはならぬのは『ドラえもん』があくまでのび太の成長の物語であることか
▼「コンピューターペンシル」。試験に使えば正解を書いてくれるが、のび太は悩んだ末、使わなかった。ドラえもんに休日を過ごしてほしかった、のび太は大ピンチにもドラえもんを呼び出さなかった
▼人として正しくありたい。成長したい。それが『ドラえもん』のテーマである。しずかの父親がのび太について語る場面があった。「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが一番人間にとって大事なことなんだからね」
▼便利な機械で相手を倒せ。勝利、成功、効率化。それが「米国好み」とまではいわぬが、そんな話なら遠慮したい。
【社説】東京新聞TOKYOWeb
歳費減額終わる 「身を切る」は空約束か
2014年5月12日
「身を切る改革」は空約束だったのか。二割減額されていた国会議員の歳費を五月から元の額に戻すという。消費税増税をはじめ国民の負担が増えている最中だ。特権意識に毒されてはいまいか。
国会議員の給与に当たる歳費は通常、月額百二十九万四千円。賞与に当たる年二回の期末手当を加えると年間約二千百六万円に上るが、四月までは20%、年間約四百二十万円が減額されていた。
二〇一一年三月に起きた東日本大震災の復興財源に充てるためにまず約13%が削減され、一二年の衆院選直前には、議員定数削減が実現するまでの間、「身を切る姿勢を示す」として約7%の削減が上乗せされたためだ。
ただし四月末で期限が切れた。日本維新の会、みんなの党、結いの党は削減幅を30%にする法案を衆院に共同提出、公明党も7%の減額は続けるよう主張したが、新たな立法措置に至らなかった。
そもそも国会議員の歳費は、主要国の中では高水準とされる。
歳費以外にも議員には、非課税で領収書の添付義務のない「文書通信交通滞在費」が年間千二百万円支給され、公設秘書三人の給与は国費で賄われる。議員の所属会派には一人当たり七百八十万円の立法事務費、各政党には合計三百二十億円(共産党は請求せず)の政党交付金も支給される。
財政状況が厳しい折だ。国から得るお金は減らす方向に、と考えるのが筋ではないのか。時間切れを待ち、手取りを増やそうというのは、いかにも狡猾(こうかつ)だ。
歳費の減額継続に難色を示す自民党は「議員が生活に困窮するのはいかがか」(石破茂幹事長)と説明する。真に受ける国民が、どれほどいるのだろうか。
四月の消費税増税だけでなく、年金保険料も引き上げられた。復興財源捻出のため、所得税の2・1%上乗せは昨年一月から二十五年間、個人住民税の一律千円上乗せも今年六月から十年間続く。
国民の負担は増すばかりなのにその痛みを共有しようとせず、国民の代表といえるのか。そもそも7%削減は議員定数を削減するまでの「代替措置」でもある。議員定数の安易な削減には反対だが、約束を守れない国会議員など国権の最高機関の名に値しない。
歳費の減額を続けるのは当然として、政党交付金などの削減にも努めるべきではないか。国民が「政治とカネ」に向ける視線は依然厳しい。すべての国会議員がいま一度、襟を正さねばならない。
☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆
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