いよいよ約束の山中湖へ釣りに行く日がやって来ました。
夏も終わりの8月30日でした。東京ではまだまだ暑い日が
続きますが、山中湖あたりでは朝晩かなり冷えるようになり
ます。前の日に釣り道具一式を用意して仮眠をしました。
東京を深夜の12時半に出て座間を目指します。CHARLIEと
一緒の釣行ですからクルマには私めひとり。座間に向かい夜
中の首都高をひた走り。
座間キャンプ前には約束の時間の30分前に到着。ゲートの
前でしばらく待っているとCHARLIEのクルマが出て来るのが
見えました。合図をしたので後についてキャンプの中に入り
彼の家の前まで来て駐車。久しぶりに会うのに挨拶もそこそ
こにして、釣り道具一式を彼のワンボックスに積み換え助手
席に乗り込みました。
暗い中を彼の釣り仲間の家まで移動です。5分ほど行くと背
の低い、あきらかに日本人とわかるひとと、もうひとりのアメ
リカ人のふたりが一台のワンボックス車の横に立って待って
いました。彼らは座間でのCHARLIEの仕事仲間で、同時に釣り
仲間でもあります。
この小柄の、日本人のオジサン、実は私メは前に会ったこと
があって今夜が初対面じゃなかったものですから、何でCHARLIE
と一緒にいるんだ? ってな怪訝な顔をしていましたが、そん
なことは後で聞くよ、さあ釣り行こう、て具合で、4人でボート
をクルマの上に載せて、2台並んで山中湖目指して出発しま
した。
この日本人のオジサンは、イサム何とかという名前が本名で
略してサム、サムと呼ばれている好人物です。座間のキャン
プの中に住んで働いているのですが、日本人の奥さんとの間に
男の子がひとりいて、男の子のほうは英語の方が日本語より
上手いくらい。CHARILIEの家の近くの1軒屋に住んでいます。
釣りが上手くてアメリカ仕込みですかね。毎日がキャンプの
中での生活ですからアメリカ人みたいなものです。
山中湖まで1時間ちょっとで到着。平野ワンドが見えるあたり
でしょうか。反対側のあたりにクルマを止めボートを降ろす作業
をするのですが、180センチを越えるアメリカ人が二人もいる
ので私メはほとんど見ているだけ。アッという間に作業完了。
CHARILEと私メ。サムともうひとりのアメリカ人の2組でスタート。
まだ薄暗い中をいよいよ実釣開始。風もなく寒さも感じません。
空気が澄んで絶好のコンディション。大物の予感がします。
ママの森に向かいボートは進んで行きます。例によって、超重
量級のバッテリーを積んでありました。 CHARLIEによれば、
このバッテリーは座間の中の何かの施設にあったもので、不
用になったので釣りに使っているのだ、そうだ。こりゃ見るか
らに重たソー。とてもひとりでは持ち挙げられない感じでっせ。
もうパワフル。ヘビー級のミンコタも好調でスイスイ。
朝も白々として来て、ママの森の沖あたりまで来ました。
ボートを止めCHARLIEが立ちあがり浅場のあたりを見ています。
すると、バスがベイトを追って、ガバっと水面を割って跳ねる
のが見えます。しばらく様子を見ていたCHARLIEは、スロー
スピードでボートを振り、岸に向かい少しばかり進めて、エレ
モを止めました。
彼が取り出したロッドは、グラスのスピニングで7ftくらいの
2ピースでした。これに多分シェクスピアと思われるトーピイド
タイプの小さいルアーを付けてまずは第1投。トップウォーター
で様子見です。
かなり柔らかい調子のロッドですがこれも彼のハンドメイドのよ
うです。
私メは、彼がこういった朝の状況でどういう釣りをするか、興味が
あったのでしばらく見ていることにしました。
バスはまだライズを続けています。少しばかり霧のようなものが
漂っていますが釣りの邪魔になるほどではありません。
シュッ!とラインが水を切る音がします、その途端に、バシャバシ
ャ、という魚の飛び跳ねるのが見えました。ヒットです。第1投か
らヒットです。CHARLIEは、ワオワオとか小声で何か言いましたが、
あっと言う間にバスを引き寄せ、スモール、とか言ってパっとバス
をリリースしまたキャストしました。
キャストして、合わせてから取り込むまで早いこと。見事なもので
すね。一定の流れが確立されている感じがします。
CHARLIEのトップウォーターはこうです。ルアーをキャストしてすぐ
にチャッ、チャッ、チャッという早いリズムで、ルアーを引いて来ま
す。右手でロッドを小刻みに操り左手のスピニングリールでラインを
巻き取り、ルアーを早く動かします。これでバスがもんどり打って出
て来るのです。思った以上に早いスピードでルアーを巻きとって来ま
すが、バスはそれでもドーンと出て来ました。勝負が早いです。
あんな早引きのトップウォーターはこれまで見た事がありません。
またバスが水を割って出て来ました。すかさず合わせてやるとバスが
空中で回転して、ジャバッと水の中へ潜りグリグリとロッドチップを
絞り込むのが見えます。オ! ワオ! ハッ八ッハ!!と横で見てて
笑ってしまう程面白いのです。
たて続けに5,6匹のバスをかけて見せてくれました。トップも、こう
気持ち良くバスが出ると何とも愉快で楽しいです。この間15分も
経過していないじゃないでしょうか。アッという間の出来事でした。
ここらで私メも釣り始めます。ロッドはスミスのFO60。もう一本は
フェンウィックのFC60です。とりあえずFO60から。
ルアーは、彼の真似をしてベイビートーピイド、へドンです。2500C
で軽くキャスト。シュー、ポッチャン。スラックを取ってチョンと動かし
てやると、バシャともうバスが出ました。25センチくらいのバスです。
サッサと寄せて放して次ぎのキャスト。またバシャっとルアーにアタッ
クして来ます。CHARLIEもロッドを絞りダブルヒット!
この場所でしばらく入れ食いが続きました。当たりが遠のきバスが出て
来なくなると移動します。それを繰り返してキャストしては釣り、かなり
の時間バスが上に出て来てくれました。
結局大ママのあたりの浅場を中心に行ったり来たり。二人でかなりのバス
をキャッチしました。大きさは最大で36センチ。25センチ前後が朝の
平均サイズでした。
すっかり明るくなりもうすでに太陽が高く、温度も上がってきましたので
ここらへんで小休止することにして岸に戻ることにしました。
ところが、この後、岸へ戻る途中で大ハプニングが起きるのでした。
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