ハワイ島のキラウエア溶岩ー２

ついに墓地にまで進入し、辺り一面を焼き払いながら進む溶岩。

ハワイ島のパホア方面に向かっていた溶岩流はここのところ
やや速度を落として沈静化したかのごとく、スローな動きを
示していましたが、この数日で一気に速度を上げてきました。
今やパホアのすぐそばにあるアパパ通りに達しています。

このため溶岩流の進行方向にある主要な設備の引越しが日ごとに
大規模になり大型のトラックに載せて移動させている写真も
報道されています。

地元の新聞から写真をちょいと拝借しました。

９月４日には非常事態宣言が出されていましたが、溶岩流が
活発になったことから近々の避難命令が予想されています。



道路の上を流れる溶岩。右端に電信柱のようなものが見えます。

パホアはヒロからクルマで４０分くらいの小さな町ですが静かで
落ち着いた雰囲気のあるところです。かつて移民した日本人が
多くいたところでもあり日本人の小学校が数多くあったと言われて
います。

現在溶岩によって焼き払われている墓地にも日本人の墓が
数多くあるのではないでしょうか。

活発な溶岩活動で知られているハワイ島。溶岩で町や道路が
焼き払われるのも珍しいことではないのですが、住み慣れた
世界が消滅してしまうのはやはり悲しい出来事です。