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A WALK TO REMEMBER - NICHOLAS SPARKS

2006-01-13 10:35:03 | PAPERBACKS
読むまいと思っていたのですけどとうとう読んで
しまいました。

NICHOLAS SPARKSは その代表作 MESSAGE IN A BOTTLE
で有名なベストセラー作家ですが、そのほとんどの作品が甘く、
悲しくそして切ないラブ・ストーリーを得意としている作家なん
ですよ。

それなのでウルウルと来るのがわかっているから、あえて読むのを
避けていたのですが。。。 涙をこらえるのがやっとでしたね。
この作者は泣かせるプロットというか、わかっていながらはまって
しまうツボ作りに長けていて結局泣かされてしまいます。

英語も易しいし決して難しい言い回しなどせずにグイグイと読者を
引っ張り込みます。ペーパーバックとしては薄いですね。邦訳は
「奇跡を信じて」でアカデミー出版から販売されています。
何年か前に映画化もされています。DVDであるかも。

物語は回想録で、アメリカの何処にでもいるようなお金持ちの息子、
ちょいと純情な高校生のランドン・カーターが、自分とは正反対の、
地味で目立たなく常に聖書を手放さない女の子ジェイミーと知り合い、
交際を深めていくのですが段々と彼女の魅力に惹かれて行きます。

周りの親しい友人からは、あんな堅苦しい娘と付き合うなんて、と馬
鹿にされますがそれでもカーターは彼女に引き込まれていきます。

ジェィミーが聖書を持ち歩くのには理由があるのですが、これが後に
なって話の重要なポイントになって行きます。やがてストーリーは
後半に向かい意外な展開を迎えます。これから先の話の内容は読んで
いて想像出来るのですが、それでも作者の魔術によって引っ張り込まれ、
ジーンと来てついには涙腺をウルウルとさせられる羽目になります。

純粋な気持ちで素直に読むと、ロマンチストなひとは大泣きするかも
しれませんよ。この本の冒頭には、「(読んでいて)初めは笑っているけど、
しまいには泣くことになるよ。初めにそう言っといてよ、
なんて後で言わないでね。」という作者の注意書きがあります。
たっぷりと泣かせてあげる、ってことでしょうか。

私めの場合は、御贔屓の作者の本がペーパーバックとしてはまだ
出ないので、そのつなぎにと読んだのが間違いでしたね。ど
うもこのピュアなラブ・ストーリーモノってのは苦手で、気楽に
電車の中なんかで読めないもんね。
分かっていながら涙腺攻撃にハマルのは結構ツライものがあります。

泣きたいかたにはおススメです。寒い晩なぞ暖かいコタツでティシュ
片手にお読み下さい。悲しい、悲しいラブ・ストーリーを存分に
お楽しみあれ。

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