元請け部署が本日お休みなのでワタクシたちもお休みをいただきまして、簡単な掃除と洗濯を済ませた後はぼへーっとしておりましたが、まだ観てないブルーレイがいくつかあるので消化することにしました。
アイスとコーヒーをお供に書いてます。
エージェント失格者のチャーリーの訪問を受けたエグジー。その直後謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受け、キングズマン本部は消滅してしまった!唯一残された手がかり「ステイツマン」を頼りにアメリカへと飛ぶエグジーとマーリン。その頃ゴールデン・サークルのトップであるポピーはTVのチャンネルをジャックし、全世界へ向けてとある発表をした--
はい、大ヒット映画の2作目です。いろいろ話題満載の映画ですが、エルトン・ジョンが本人役で出演していることにびっくりです。その他、ハル・ベリーやらチャイニング・テイタムやらジュリアン・ムーアやらジェフ・ブリッジスやら、なんでこんなキャスティングしたのかと首をひねってしまうほどの豪華俳優陣です。パッケージ裏のキャストには載っていないけど、どこかで見たことのある役者もちらほら。作り手も観る側も熱が入ってきますね。
とはいかないのが2作目の性でしょうか。ストーリーの起伏がありそうで実はないという罠が待っていました。個々のエピソードには文句はないのですが、数が多くめまぐるしく展開していくので、波形で表すとアップダウンではなくアップニュートラルアップニュートラルアップダウンアップ、みたいな。前作もそうですが、アクション多めなので情報量が多いまま次の場面へ進み、そこでまたアクションが始まるという状況がそこそこあるように思います。個人的には、テンションが高いまま急ブレーキをかけられたように感じる場面が少なくありませんでした(恋人の両親への挨拶やチャーリーの恋人へのアプローチなど)。
あと、何というかとんでもスパイ度が今回跳ね上がってます。いろんなガジェットが出てくるんですけど、やっぱり人の生死を左右してしまうような道具が出てくるとホントに何でもありになってしまって、萎えてしまいます。ご都合主義と言われても「奇跡的に弾がそれていた」のほうが実はまだ納得感があるという。とんでもスパイを楽しむ映画だとはわかっているつもりでしたが、いくら何でも…、と思ってしまいました。
個人的には、ハリーはに今作でも生死不明で終わって欲しかったなあと。その役目はマーリンが受け継いでいますが、製作中(とされている)3作目でどうなるかな。
イギリスとアメリカの対比を描いた今作ですが、ラム酒とカウボーイスタイルと野球がアメリカの象徴なのか、と誤解を招きかねないぐらいエッジの効いた描写が、ある意味光っていました。英国紳士ならぬ米国紳士はかくありけり、とばかりに”シャンパン”と”ウィスキー”がいわゆるアメリカンを演じています。二人の風貌がマッチしてるから思わずにやっとしてしまいました。
敵のポピーが”ホームシック”だからと50~60年代アメリカをイメージした駐留地を作り上げていました。なんだろう、ダイナーのあの赤白ポップな店の雰囲気はちょっと好きなんだよなー。もっと個々の店をピックアップしたシーンを作ってもよかったんじゃないかな。1作目ではイギリス小物をフィーチャーしてたけど、アメリカ小物ってぱっと出てこないから、なおさらあの時代の文化そのものの雰囲気をクローズアップしていれば、違った楽しみ方もできたかも知れませんね。
3作目はどうなるかわかりませんが、日本とか中国とかが出てきたら一体どうなるんでしょうね。想像もつきません(´・ω・`)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます