~あらすじ~
ひょんな事から超一流ファッション雑誌の鬼編集長のアシスタントに抜擢されたアンディ。四苦八苦しながら仕事をこなしていくうちにのめり込み、近しい人々との距離が離れていく。
そんな折、鬼編集長の自宅に行って意外なことを目にしてから彼女の中に変化が訪れる…
キャッチコピーは「恋に仕事にがんばるあなたへ贈るゴージャス&ユーモラスなサクセス・ストーリー」
…(´・ω・`)
かわいい系美女アン・ハサウェイが好演した超ヒット作ですが、実は今回初めて観ました。「マイ・インターン」が観たいなーと思ったんですが、1作目のこちらを観ておこうと思っていたのです。まあこの2作はストーリー上のつながりはないのですが。
会社のヒエラルキーによって先輩同僚からのイジメをしのぎながらのし上がっていくサクセスストーリーかと思っていたんですが、もちろんそれぞれに競争していて上を目指しているんでしょうけどいじめられるようないやな描写はあまりなく、メリル・ストロープ演じる編集長の横暴な振る舞いに振り回されつつも、新しい世界に魅了されていく様が丁寧に描かれていた作品です。プリティ・ウーマンを女性メインで描いたらこんなんできました的な?(まったく違うしプリティ・ウーマンも見たことない
ストーリー自体は王道なのですが、描写の仕方が秀逸。そうあるべき、そうあって欲しいという観客の勝手な想像を具現化したセットだったりキャラクターだったり。ミスリードしつつ収束させたちょっとした事件は、しかしワタクシの中ではインパクトが弱くて、でもあるあるな話だし、そういう意味では予定調和なのですが、だからこそ安心して観れる映画としてヒットしたのかなーと。
ただ、そのあとの車中での会話で鬼編集長が言っていた「人々が求める先のことを考えて、自分で決断していける人間」…それを聞いたアンディが下した結論は皮肉にも編集長が言っていた通りのことになりましたが、その微笑みの意味するところは一体何だったのでしょうね。
先ほども述べましたが、コメディタッチなのでイジメだとか失敗だとかの尖った嫌らしさのある描写が少なく、どきどきしながらもある種の爽快感をもって見終われる事の出来る、いわゆる好感が持てる(いい印象で終わる)映画だと思います。
それにしてもメリル・ストロープの演技はすごいなー。この作品でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。
ん? 主演だったのか…(´・ω・`)
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