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久しぶりに海に出た。
アルティノの港から北上し、バレンシア北部沿岸をなぞってみようと思った。
アルティノから沖に出るまでの水路は狭く、座礁に気をつけなければならなかった。
沖は、波はともかく風が強かったのを覚えている。
日のあるうちに戻ってきたが、結局廃れた渡し場を2つと希望渡し場という船着場を見つけた。シャカトゥの熱量に当てられた人たちが、強いまなざしでたくましく生きていた。
シャカトゥの別荘にも行ってみたが、本人には会えずじまいだ。彼の耕作地にも足を運んだが、どうやら崖下のオアシスにいるらしかった。是が非でも会いたいわけではなかったので、私はそのまま帰路についたのだ。
わずかばかりの達成感だけが得られたが、気分はあまり晴れなかった。
行き詰まってしまったのだ。
エンリック・エンカロシャー含む議会から「カリスの親書」を預かって実はしばらく放っておいた。
その間に、メディアとカルフェオンとカーマスリビアを行ったり来たりしていた。グラナにはよらずにだ。
大小問わず請け負った依頼を片付けていた。なぜかカルフェオンでは料理に関する依頼が多く、興ものって、いつの間にか熟練と言われるほどに上達した。皇国献上品にも申し込んだこともあった。
しかし。
岩石警戒所にかくまわれているメディアの王子のために、ニワトコの原木を探していたがなかなか見つからない。
ハルナン商団の団長の救出依頼も、バジリスクはいまだ私の手に負えない。場所は確認したが、周りに蛇人が居座っていて話を聞くどころではなかった。
親書を渡していないことに気づいて、すぐにグラナのブロリナ女王に会いに行ったが、親書は受け取ってもらえず。
マンシャウム族は手強く、小人でも簡単には倒せない。ヒグマの皮の採集もなかなか進まない。
ワラゴンの巣では、堅牢な石塊ワラゴンをどうやっても倒せず、これも依頼が頓挫している。
私はいくつかのことを見落としているのかもしれない、とここに至ってようやく認識した。そして同時に見つけたのだ。ワラゴンの巣を抜ける道を。まさか崖上にあるとは思ってもみなかったが。
わらわら出てくるワラゴンたちを右に左に愛馬を操ってぬけ、がれきの谷底をたどり、どこかすがる思いで行き着いたのはバレンシアの南の山脈。そして、魔物がひしめく三日月神殿だった。
やはり、私には何かが足りていないのかもしれない、と思った。
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はい、黒い砂漠日記です。
マンシャウムをクリアしていないせいかカーマスリビアのメインシナリオが進まず、こなせる依頼をこなそうとしていたら、三日月神殿に遭遇しました。
ちなみに、フムの歌の依頼から始まる一連のシナリオもこなしましたが、楽器精霊たちが道標となりそれをたどっていく行程は、ファンタジーっぽくてちょっと感動しました。
この先、流れ落ちる水の中での二段ジャンプで進むことができました(´・ω・`)
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