いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

FM音源ってなんだ? その1「オペレータ」

2016年04月17日 | シンセ・キーボード講座

YAMAHAから、reface DX、MONTAGEと、FM音源方式のシンセサイザーが出て来て、

FM音源が再び、盛り上がっている(?)ようなので、FM音源の基本知識を書いていこうと思います。

 

FM音源で最も有名なシンセと言えば、DX7でしょう。

 

6オペレータ、32アルゴリズムの16音ポリ、フルデジタルのシンセサイザー。

 

って言われても、FM音源になじみのない人にとったら、よくわからないでしょう。

 

オペレータって何? アルゴリズムって何?

 

って感じになりますよね。

 

 

 

写真は、FM音源の完成形とも言える、SY99の画面です。

 

1から6の数字の書いた四角い箱が並んでますよね?

 

この四角い箱が「オペレータ」です。

 

6つあるので、6オペレータ。

 

では、このオペレータというの何かというと、

このひとつひとつが「サイン波」という波形を出す装置になっています(※1)。

 

 

どんな音でも、分解していくとサイン波になります。

逆に言えば、サイン波を合成することによって、どんな音でもできる、という理屈になります。

 

このサイン波を出すオペレータを組み合わせて音を作る、

それが、FM音源シンセの基本の考え方になっています。

 

(※1)SY99では進化したFM音源「AFM音源」となって、オペレータはサイン波以外の波形も出すことができるようになっています。でも基本はサイン波です。

 

 

HP. http://noanoaai.com/    by  NOANOA AIR / Akira Iwasaki

最新の画像もっと見る