YAMAHAから、reface DX、MONTAGEと、FM音源方式のシンセサイザーが出て来て、
FM音源が再び、盛り上がっている(?)ようなので、FM音源の基本知識を書いていこうと思います。
FM音源で最も有名なシンセと言えば、DX7でしょう。
6オペレータ、32アルゴリズムの16音ポリ、フルデジタルのシンセサイザー。
って言われても、FM音源になじみのない人にとったら、よくわからないでしょう。
オペレータって何? アルゴリズムって何?
って感じになりますよね。
写真は、FM音源の完成形とも言える、SY99の画面です。
1から6の数字の書いた四角い箱が並んでますよね?
この四角い箱が「オペレータ」です。
6つあるので、6オペレータ。
では、このオペレータというの何かというと、
このひとつひとつが「サイン波」という波形を出す装置になっています(※1)。
どんな音でも、分解していくとサイン波になります。
逆に言えば、サイン波を合成することによって、どんな音でもできる、という理屈になります。
このサイン波を出すオペレータを組み合わせて音を作る、
それが、FM音源シンセの基本の考え方になっています。
(※1)SY99では進化したFM音源「AFM音源」となって、オペレータはサイン波以外の波形も出すことができるようになっています。でも基本はサイン波です。
HP. http://noanoaai.com/ by NOANOA AIR / Akira Iwasaki