(写真は、カーツゥエル ME-1、私が持っていたMP-1の後継機種。ピアノのサンプリングの老舗といえるカーツゥエル、今でも、MP-1は中古市場で人気が高いようです)
前回は、サンプリング周波数についてお話ししましたが、
ピアノのサンプリングの決めてとして、他に、
「スプリット(分割)」
が、あります。
そして、「スプリット」も2種類あって、
まず、鍵盤上にどれだけのスプリット・ポイントを設けるか?
理想的には、88鍵盤のすべての音をサンプリングして、
ひとつの鍵盤にひとつの音を割り当てれられればいいのですが、
メモリーなどの問題で、ひとつの鍵盤の音のピッチを変えて、
いくつかの鍵盤に割り振るわけです。
ピッチが変わると、もちろん音質も変わるので、
あまりピッチが高かったり、低かったりすると、
ピアノの音からかけ離れてしまいます。
なので、ある程度のポイントが必要で、
このポイントが多ければ多いほど、
理屈的には、音がリアルになる、ということです。
ただ、そのサンプルが変わるところで、
「あ、ここで、変わった」
と思われると、不自然な感じになるので、
そのつながり具合も、大事になります。
もうひとつの「スプリット」は、
「ベロシティー・スプリット」
ベロシティーとは、音の強さのことです。
ピアノは弾く強さによって、弦の響きも変わります。
この弾く強さを何段階かにわけて、サンプリングして、
鍵盤を弾く強さで、段階的にそれに応じたサンプリングを再生するのが、
この「ベロシティー・スプリット」です。
これも、理屈的には、多ければ多いほど、
リアルなピアノになる、ということになります。
最近のピアノ音源では、上等のものでは、
3段階から4段階のベロシティー・スプリットになっているようです。
つまり、スプリット・ポイントが多いほど、
ピアノは、よりピアノらしくなるはずですが、
逆に、そのポイントが多いほど、それぞれのサンプルを不自然なくつなげるのが
むつかしくなります。
一鍵盤ずつ、そして、いろいろな強さで、
実際に弾いて、確かめてみるのがいいでしょう。
まだ、他にも、「サンプリング・タイム」というのも音の決めてになります。
それは、また次回に。
前回は、サンプリング周波数についてお話ししましたが、
ピアノのサンプリングの決めてとして、他に、
「スプリット(分割)」
が、あります。
そして、「スプリット」も2種類あって、
まず、鍵盤上にどれだけのスプリット・ポイントを設けるか?
理想的には、88鍵盤のすべての音をサンプリングして、
ひとつの鍵盤にひとつの音を割り当てれられればいいのですが、
メモリーなどの問題で、ひとつの鍵盤の音のピッチを変えて、
いくつかの鍵盤に割り振るわけです。
ピッチが変わると、もちろん音質も変わるので、
あまりピッチが高かったり、低かったりすると、
ピアノの音からかけ離れてしまいます。
なので、ある程度のポイントが必要で、
このポイントが多ければ多いほど、
理屈的には、音がリアルになる、ということです。
ただ、そのサンプルが変わるところで、
「あ、ここで、変わった」
と思われると、不自然な感じになるので、
そのつながり具合も、大事になります。
もうひとつの「スプリット」は、
「ベロシティー・スプリット」
ベロシティーとは、音の強さのことです。
ピアノは弾く強さによって、弦の響きも変わります。
この弾く強さを何段階かにわけて、サンプリングして、
鍵盤を弾く強さで、段階的にそれに応じたサンプリングを再生するのが、
この「ベロシティー・スプリット」です。
これも、理屈的には、多ければ多いほど、
リアルなピアノになる、ということになります。
最近のピアノ音源では、上等のものでは、
3段階から4段階のベロシティー・スプリットになっているようです。
つまり、スプリット・ポイントが多いほど、
ピアノは、よりピアノらしくなるはずですが、
逆に、そのポイントが多いほど、それぞれのサンプルを不自然なくつなげるのが
むつかしくなります。
一鍵盤ずつ、そして、いろいろな強さで、
実際に弾いて、確かめてみるのがいいでしょう。
まだ、他にも、「サンプリング・タイム」というのも音の決めてになります。
それは、また次回に。