前回まで、最新の中堅機種、入門用機種をレビューしてきたが、今回は、ひとつ前ぐらいの機種について見てみよう。
最近のシンセ・キーボードは、どちらかといえば、パソコンや携帯電話などに近い。
だから、最新の機種であるほど、メモリーや機能などもアップしている。
ただ、やはり楽器的な側面もある。
カタログ上のスペックだけを見ると上でも、実際に弾いてみると、以前の方が「音が好み」ということもある。
ただ、あまり古い機種だと、部品の製造が終了していて、修理ができないものも多いので、キーボードに精通している人でないかぎり、なるべく新しいものを選ぶ方がいいだろう。
知人からもらう、あるいは、安くゆずってもらう、ヤフオクなどで手に入れる、あるいは、在庫処分品などを買う場合の参考にしてほしい。
ちょっと前といえば、KORGのX50が、とにかく軽くて(4.3Kg)、値段も安く、それでいて普通に使えるという意味では、よかった。鍵盤タッチが悪い、という評価もあるが、私はそれほど気にはならなかった。
KORGのM50は、値段のわりに音質もよくて、音にこだわる人にはいいと思う。
YAMAHAなら、MM6だが、個人的には、デザインが好みではない。シーケンサーもついているが、あまり使いものにはならない感じだ。
Rolandは、JUNO以前だと、XPシリーズになるが、これもかなり前になるので、ちょっと今買うには、スペックや音質などで物足りないと思う。
by NOANOA AIR