価値あるもの。

RICOH GXR MOUNT A12/ SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical /
Japan 福岡秋月、201209

アップルを愛しやまない僕が聞いた。
「月見バガーって、この時期だけなの？」
マックをこよなく愛している知人は、
「そうだよ、だから価値があるもん」と答える。

今、歩く道が価値あるのは、
きっと二度とないからだと思う。　

心の原風景。

RICOH GXR MOUNT A12/ SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical /
Japan 福岡秋月、201209

古いものが集められている「レトロ市」、
そこに行って、私の原風景に出会ったような気がする。

気がするって、
それは説明出来ない心の揺れ動きだから、、、。

平凡なドア一つでも、
昔の記憶の香りを呼び覚ますような、、、
あるいは、心の中で一枚のコインが落ちて、銀色の音を立てって波打ちような、、、
そんな原風景に、僕は身を捩れてしまう。

人生の模様。

RICOH GXR MOUNT A12/ SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical /
Japan 福岡秋月、201209

何の模様もない傘に、水を掛けると美しい模様が表れて来た。

私の人生も、
そのようなものであれば、、、いいのにと思った。









Ricoh GRD4 / Japan 福岡秋月、201209

目が青い神父様。

RICOH GXR MOUNT A12/ SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical /
Japan Nagasaki カトリック愛野教会、20120918

木の椅子に登って、同じ目線でになってマリア様の写真を撮っていると、
目が青い神父様は、「本格的ですね」と言ってから、
急いで、
少し汚れていたマリア様の顔を少し恥ずかしそうに拭いてあげる。

愛しているマリア様が恥じ入らないようにという、
一所懸命の神父様に微笑んでしまう。

下手。

Ricoh GRD4 / Japan Nagasaki 国道37番線（三浦線）、201208

心が疲れている時に、
「元気ありませんね！」と言われることが、一番辛い。

まだまだ自分の心を隠すことが、とても下手かな～と思う。

家。

Ricoh GXR / GR Lens 28mm F2.5 / Japan Nagasaki 上五島 有福教会

教会が見える坂道の入り口には、廃墟になっている家があった。
前まで小さな売店をしている、信者さんのばあさんがいたのに、、、という。
でも、ばあさんはもうここにはいない。

家の一角の屋根は崩れ、中が見える。
ここに一人のばあさんが住んでいたことを教えてくれている。

放置されている、この家が、
私には悲しい、、、。

操り人形。

Ricoh GXR MOUNT12 / Carl Zeiss Planar F2 50 ZM /
Japan Nagasaki ハウステンボス 20120822

昔も今も、、、自分が操り人形だと思う時がある。
演じること、演じさせられること、、、

でも、そういう時でさえ、すべては善のためにと頑張る。

趣味写真家。

Ricoh GXR / GR Lens 28mm F2.5 / Japan 上五島青方

必要に応じて撮る写真と
心に響いて来て撮る写真とは、、、とても違うと思う。

完成度が著しく落ちたとしても、
その写真は、僕の心を語るのだから、、、。

「趣味写真家の言い訳でした」。










Ricoh GXR / GR Lens 28mm F2.5 / Japan 上五島 カトリック青方教会

大切さ。

Ricoh GRD4 / Japan 佐賀有田、201208

学校で生徒を前にして、
一番話したいことは、、、

考えること、そして表現すること、行動に移すことの大切さである。


明日から授業が始まる。

人がいない写真。

LEICA M6TTL / Leica summicron M35mm F2.0 / Kodak E100VS
Japan 佐賀伊万里 大川内山 / 20120823

子どもの頃、現像された写真を取りに親と一緒に店に行く。
すると親は、プリントされた写真の中から二枚を取り出してから、店員さんにこう言う。
「人が写ってない写真は、持って行きません」。

その頃、親にとっては、
写真というものは人が写っているものだったと思う。

ところが、今の僕の写真は殆ど人が写っていない。
それも上手に。

子どもの頃の記憶にせいか、
今も人が写っていない写真を、店員さんが確認のために見せてくれると、
何だか、、、恥ずかしい。