写真、時々言葉。

美しいもの、心に響くもの、、、、を大事にしたい。

ママ〜。

2019年06月25日 | Digital


Nikon D850 / Nikkor 60mm Macro / 201906、本河内

小さな男の子が、僕に「ママ〜」と呼ぶ。
今度は空を指差しては「ママ〜」と呼ぶ。僕は、「あ、空ね〜」と繰り返す。
年長組のお姉さんには嫌だという意思表示を、また「ママ〜」だと言う。

もの凄い笑顔で、小さな体で力強く僕を引っ張る。
そしてはオモチャのスコップを僕の手に持たせ、砂を指差しながら「ママ〜」と言う。
「ここを掘るんだな〜。」と返事をして一緒に砂を掘る。

来年は年少に上がるんだけど、
まだまだ幼い。
園庭での遊びの時間が終わり、部屋に送り込む。
しっかりと手でバイバイしながらも、「ママ〜」と言う。





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地獄よ!

2019年06月19日 | Digital


Ricoh GR3 / 上五島・曽根教会付近、20190618


「地獄よ!」


カレンダー用写真を撮るをために、上五島の教会をくまなくまわったことを思い出した。
ここでガソリンを入れたな〜、ここは走ったことがあるな〜、、、。
今度は自分で車を走りながら、5年も前のことを思い出す。

その時は、ある神父様のお母様に車の運転をお願いした。
少なくとも、その家で一泊はしたと思う。
それぐらい上五島は広かった。

既にその時でさえ、お母様は息切れしていたと思う。
疲れを隠すことはできない。
陽射しはきつく、軽自動車は更に激しい呻き声を静かに吐き出していた。
それでもお母様は最後まで付き合って下さったことを思い出す。

久しぶりに電話を入れた。
もう車は処分したらしい。
それに免許を返納されたと、いつもの変わらない愉快な声で言われた。
「地獄よ! バスは午前中一台しか運行しない。どこにも行けないわ。」

その時に、
完成されたカレンダーを嬉しそうに何冊も注文してくださったのだ。

来年のカレンダーは、久しぶりに長崎教会のカレンダー。
心の中で、送って差し上げようと思っている。









Ricoh GR3 / 上五島・青砂ヶ浦教会付近、20190618









Ricoh GR3 / 上五島・青砂ヶ浦教会付近、20190618







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