2023年のアニメ第２位

我が主観たっぷりで勝手に選ぶ2023年深夜アニメベスト10。今日は第２位の発表です。
2023年アニメ作品部門第２位は、進撃の巨人 The Final Season 完結編でした。

心臓を捧げよ　あは、君が言ってんの、初めて聞いたよ

このアニメ、去年放送されたのは２回だけ。2002年放送され１位となったナースウィッチ小麦ちゃんマジカルても年内２話しか放送されませんでした。が、こっちのアニメは前半は60分、後半はなんと85分の長さ。ＮＨＫてことでＣＭもなく、かなり見応えのあるアニメでした。
このアニメ、前半だけなら完全１位。しかも２位とはかなり差のあるぶっちぎりの１位でした。後半でやらかさなきゃ、ＮＨＫ初の当チャート１位となるアニメになると思ったのですが、後半やらかしてました。ついにミカサがエレンの首を撥ねる。そこまではよかったのですが･･･ そこからは不要な表現だらけだったのです。
必要だった表現は、戦いが終わった直後、リヴァイが亡くなった戦友の幻を見るシーン。ミカサが１本の木の下でエレンを懐かしむシーン。車いすのリヴァイが子どもたちにキャンディーを配るシーン。これだけで十分。いや、これさえもいらなかったかも？
逆に絶対不要だったシーンはたくさんありました。心象風景でのエレンとアルミンの会話⇒エレンを殴るアルミン。平和条約締結のために船で渡航してるアルミン達。これは絶対要らなかったなあ。ミカサの葬式も不要。
ミカサがいた木の向こうで街が発展したものの、大きな戦争が起き、文明は滅亡。その後大木になったこの木に少年と犬が訪れる。このへんもいらなかったんじゃないかな？
大ヒットしたマンガ(アニメ)、あしたのジョー。このマンガの最後はジョーがマットの上で真っ白く燃え尽きて終わります。実は高森朝雄(梶原一騎)先生のシナリオでは、あのあとジョーが病院で再起を目指してリハビリに励むシーンが描かれてました。が、ちば先生は断固拒否。白い灰になったジョーを描き、そこでエンドとしました。それが史上最も有名なマンガのエンドシーンになったのです。
不要なシーンはいりません。最も重要なシーンを強烈に描くべき。あとは読者(視聴者)の想像力にまかせるべきでしたね。この原作者、読者の想像力にそこまで介入したかったのかな？
まあ、そんなことで私の評価は、前半は120点、後半は２点でした。で、２位としました。

このアニメには特筆すべきことがありました。当アニメは2013年１位でした。その後も放送は続行されましたが、２回目のベスト10入りはありませんでした。最後の最後で再びベスト10入り。
似たような作品がもう１つありました。2015年８位だった食戟のソーマはその後も放送が続きましたが、ずーっとベスト10に入れず。が、2020年最後の放送で９位となりました。
もちろん進撃の巨人と食戟のソーマは成績が違い過ぎます。進撃の巨人は最初は１位でした。同列には扱えません。それを考えると、進撃の巨人は最後１位になって欲しかったですね。なんであんな意味のない尾ひれをつけてしまったのか？

テーマ曲部門第２位は、お兄ちゃんはおしまい！のＯＰ曲、アイデン貞貞メルトダウン(えなこ feat.Ｐ丸様。)でした。
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う～ん、ホンネを言うと自分的にはこの曲が2023年１位にしたかったアニソンなのですが･･･ このアニメ放送終了のあと、とてつもないモンスターな曲が現れてしまいました。で、しぶしぶ２位にしてます。
しかし、これだけ点数の高い２位の曲はいつ以来だろ？　2002年２位だったちっちゃな雪使いシュガーＯＰ曲 Sugar Baby Love(１位は東京ミュウミュウのＥＤ曲 恋はア・ラ・モード)、2003年２位だった瓶詰妖精 ＯＰ曲 教えてせんせいさん(１位はダイバージェンス・イヴＯＰ曲 Pump up！)とこのチャートをつけ始めたころはかなり高得点の２位の曲があったのですが、最近はなかったですね。

この曲を歌ってるえなことは、その筋ではとても有名なコスプレイヤーなんだとか。この前プレバトて番組に出てたから、それなりに売れてるタレントなのかな？
相棒のＰ丸様。はユーチューバーらしいのですが、実際の彼女が投稿した映像を見てみたら、なんじゃこりゃ？　これでも人気なの？　て感じでしたね。もう２度と見ないと思います。